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コロナウイルスによる閉店のニュースがあちこちで見られるようになってきました。
「コロナに負けました。今日で閉店です」
「当初、5月6日からの営業再開という予定でしたが、このまま再開はせずに閉業という形となります」
「余力のない個人経営の小さな小さな喫茶店にとって、コロナウイルスは空から降ってきた隕石のようなものでした」
これらからは、店主の無念さが伝わってきます。
「しばらくの間、休業します。できるなら休業せずにお客様のために開けたかったです。申し訳ないです。
◎空き巣さんへ
残念ながら、金銭物・転売物は事務所に引き上げました。どうぞよろしく。」
「閉店しません」「ただいま元気に休業中」
これらは、お客様とつながりを保っていたい店主の気持ちが表れています。
そして、お店のシャッターに貼られたこれらの店主からのメッセージに、
「また、食べに来ます」「頑張ってください」「お休み明け、楽しみにしています」と、
返事が書かれてありました。
1枚の張り紙が寄せ書きになっています。
新型コロナウイルスがなければ、平穏な日常が送れたはずなのに、人生、どうなるかわかりません。
若い世代は、休業しても何とか再開する事を考えます。
「持続化給付金」についても、何とか申請にこぎつけます。
しかし、老舗の店主ほど、申請書類が不備だと言われ、何回も突き返されればどうしていいかわからず、結局は閉店を決めてしまいます。
ここでも、一見救いの手を差し伸べているようですが、複雑な申請書類を揃えることのできる若い世代と、戸惑って諦める世代とに分かれます。
周りに申請を手伝ってくれる若い世代がいない人は、結局は申請できずに終わってしまったのです。
私の知っているお店も、高齢者の所は閉店の方向になっています。
これからもっともっと、閉店・倒産が増えると思います。
ふと、昔の「昭和かれすすき」という歌が頭をよぎりました。
「貧しさに負けた~。」「いえ、世間に負けた~」
これが自分の頭の中で自然と替え歌になっていました。
「コロナに負けた~。」「いえ、政策に負けた~」
折りしも、Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)という所の「これからの社会」について、アンケート結果が出ていました。
15.421人からの回答集計です。
日本社会に対しては、
「大きく変わって欲しい(66%)」「少し変わってほしい(24%)」で、
90%の人がこれからの日本社会に対して変わって欲しいと回答していました。
日本社会がより暮らしやすい社会になるためには(3つまで回答可)
「政治家や政治への信頼回復(42%)」「働き方の変化(38%)」「医療・福祉制度の充実(36%)」でした。
4割前後の人が「政治への信頼回復」「働き方」「医療・福祉制度」と答えており、これが「社会基盤」ともいえる要素のようです。
日本の政治をよりよくしていくためには、
「人々が声を上げる(79%)」「投票率を上げる(68%)」「政治家が人々の声に耳を傾ける(61%)」でした。
政治家に耳を傾けてほしいのと同時に、自分たちも主体的に声を上げ、投票していくことに必要性を感じているようです。
私もこのアンケート結果と同じ回答をしました。
自分たちも政治の一端を担っている自覚のもと、文句を言う代わりに選挙に行きたいものです。
じゃ、また明日!