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本の紹介のメルマガを見ていて、面白い記事がありました。
昨今のビジネス環境では、管理型経営の生き詰まりが表面化しているとか。
よって、これからの時代を生き抜くには、縄文型のビジネスが良いのだとか。
それが、「働き方改革」「副業解禁」「テレワーク」など、仕事の自由度を求める方向に動いています。
なぜなら、売り上げ・利益を生み出すビジネスモデルそのものが成立しなくなったり、設定した目標値が意味をなさなくなったりしているからです。
コロナウイルスで日本全体が自粛生活を強いられたので、余計に仕事の自由度を求める方向に拍車がかかったのではないかと思います。
縄文社会の食料調達は狩猟・採集を基本として、多種多様の食物を組み合わせていました。
縄文人は、自然と共感・共鳴し、その声を聴いて行動していたと言います。
結果として、必要十分な食料を調達し、自然の恵みに感謝して、ご縁を紡いでいったのです。
よって何事においても、関係性は協調的で、既成概念にとらわれない発想をしていたのです。
私はこの部分がコロナの今の時期に於いて、非常に必要だと思いました。
なぜなら、弥生時代の経営は、事業計画に基づいてイネづくりの緻密な管理を行い、
確実にイネの買い取りを目指し、目標達成状況を検証していたからです。
そして、翌年度に向けてはあらたな期待とともに成長戦略を描き、さらにムラを発展させようとしました。
この状況は、まさしく現代のビジネス環境と同じであり、弥生時代と同じことをしていたことに面白みを感じました。
コロナウイルスによって、デジタル社会に加速度が増したように思います。
よって、今までのような、或いは弥生時代のような事業計画にしがみついていては通用しなくなります。
縄文時代のように大きな経営方針は持ちつつも、ビジネス環境に合わせて柔軟に対処し、
結果的に変化の速さに対応できる可能性を秘めている必要があると思います。
今までなら、きっちり論理的に計画を立て、それを実行して成果を出す事が当たり前でした。
しかし、これからは価値観が変わり、働き方も変わってくるので、というより、変えなければやっていけないのです。
「行き当たりばったり」はあまり評価されませんでしたが、これからは「行き当たりばっちり」が求められるような気がします。
先の見えない、予測のつかない時代だからこそ、前年踏襲とか、失敗を恐れて挑戦しないといった精神は通用しなくなると思います。
感覚を研ぎ澄まし、リスクを恐れないで挑戦していく。
先の見えない時代だからこそ、柔軟に対応し、1つの事にこだわらずにやって行けば、
「行き当たりばったり」で不評を買っていたことが「行き当たりばっちり」で功を成すのかもしれません。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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