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意識には、顕在意識と潜在意識があります。
はっきり目に見える、自分で考えて行動できる顕在意識と、
目には見えない、自分では自覚もコントロールもできない潜在意識です。
そしてそれらは「海に浮かんだ氷山の一角」のように、水面から上が顕在意識で、水面下が潜在意識だと言われます。
潜在意識は、過去の経験などによって無意識に蓄積された価値観や思い込みから形成された、自分では自覚していない意識です。
よって、子育てでよく言われているのが「3歳までは褒めてあげなさい」という事です。
この時期に良く叱ったり、怒鳴ったり、ダメな子だと言ったりしたら、それが本人の中に刷り込まれ、自分はダメだと思い込んでしまうのです。
よくキレたり、ネガティブな事ばかり言う子は、幼少期の周りの接し方が大きく関わっていると思います。
大人になってからネガティブな部分を書き換えるのは、非常に難しいです。
先ず、自分が育った環境や周りの人によって現在の自分が顕在化していると気付けるかどうか。
気付けたら、その潜在意識が自分発信ではなく、周りから言われたり教えられたりした価値観であったり思い込みであると、自分がはっきり意識しないと、書き換えることはできません。
100%自分の価値観だと思っていたことが、実は親の価値観であったり、先生や先輩の価値観であることもあります。
しかし、大抵の場合、自分がそう思うから自分の価値観であると思い込んでいるので、その価値観を疑ったり、もっと深く考えたりすることはありません。
むしろ、その価値観を頑なに守ろうとします。
「本当は、あなたは何を望んでいるのですか? 何がしたいのですか?」と、聞かれた時、自分と向き合わざるを得なくなります。
自分はこれをしたいと思っていたけれど、本当にしたいことだったのだろうか?
本当にやりたいこと、心の底から突き上げてくるようなやりたいことは、どんな状況になったとしてもしんどくないし、やり遂げます。
やっている中でしんどくなったり、意味を感じ無くなれば、それはもしかしたら、刷り込まれたやりたいことなのかも知れません。
そうなれば、本当に自分がやりたいこと、やり遂げたいことは、何なのか?
そこからが本当の自分探しになるのかも知れません。
自分が何のとらわれもなく、純粋に自分が思うやりたいこと。
それは、刷り込まれた価値観や自分の思い込みからの検証です。
ということは、自分の本当の心は、潜在意識よりもっと奥底にある、生まれた時の純粋意識という事になります。
今まで私は、自分の本心は潜在意識だと思っていました。
しかし、そこの価値観は自分の価値観のようで、周りの人間に左右された価値観であるならば、
もっと素直に自分の心を見ていく必要があると思います。
潜在意識が自分の意識だと思っていましたが、まだその下の、誰にも影響されない自分の純粋な気持ちの純粋意識があったようです。
「顕在意識・潜在意識・純粋意識」
これからはこの3つで考えていきたいと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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