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最近、政治を変える「グレタの法則」とか、日本の「ツイッターデモ」とか、新しい言葉を目にするようになりました。
以前は市民運動と言えば、抗議行動のデモでした。
私の遠い記憶では1960年頃と1970年に安保闘争があり、1965年頃からベトナム戦争反対のデモがあったような気がします。
日本でも、2003年のイラク戦争への抗議の頃からネットを通じて集まった若者がデモをするようになったようです。2011年の反原発、2015年の安保法制反対のデモが生まれました。
今迄はリアルに集まることしかできなかったのが、今回、コロナで自粛生活を送ることになり、
どこの家庭でもテレビやスマホでニュースを見る時間が長くなったのではないかと思います。
そしてまた、パソコンやSNSで情報を身近に感じられることができるようになりました。
兵庫県の高校生が学校開始が早すぎることに対し、もう少しコロナの状況を見てから再開して欲しい。
と、署名運動をSNSでやり始めたのを知りました。
私もまだコロナが治まり切っていないので気になっており、署名をしました。
結果、学校再開が延期になりました。
教育委員会は「署名は一応参考にします」という態度でしたが、結果的には学校再開は延期になったのです。
これをきっかけに、色々な署名運動がメールに入ってくるようになり、市民が政治にもかかわりを持って、真剣に考えているのがわかりました。
検察庁法をめぐる安倍政権に対し、一般市民が発言して賛同を集めたのも、新しいことです。
安倍政権が強気だったのも、そこまで市民は思っていないだろうとの見解だったと思います。
しかし、ツイッターの数の多さ、そしてそれが支持率低下として現れてくると、放っておけなくなったのです。
人が集まることが難しくなったソーシャルディスタンスの時代に、
オンラインを使って民意を集めるという新しいデモの形が生まれてきたと思います。
政治の世界は遠い所のことだと思っていたものが、民意の数が集まれば変えることができるんだ、と思えた瞬間でした。
昔の草の根運動がネット上で始まったような気がします。
ネット上の誹謗や中傷は問題外ですが、一人1人が真剣に考えて自分の意見を反映さすという事は、良い流れに繋がるのではないかと思います。
いずれ選挙の投票もネットでする時代になっていくと思います。
情報社会の新しい生活はすでに始まっていると思います。
じゃ、また明日!