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「ここはどこ? 私はだれ?」とは、パニックになっているフリをして、その場をごまかそうとしたときに用いられた言葉です。
1980年代のテレビのお笑いで流行していた言葉だったと思います。今は「死語辞典」に載っています。
自分の人生の現在地を確認しようとした時、この言葉がふと出てきました。
自分のベクトルは今、どの方向に向いているのか?
前を向いているのか、横を向いているのか。
昨日より今日の方向で進めているのかどうか。
その、自分の現在地がわからないから、
今、何をすべきか。どうやって進んで行くのが良いか。迷いの原因になってしまいます。
自分の位置さえわかれば、やるべきことが見えてくると思います。
当時、お笑いの言葉であった「ここはどこ? 私はだれ?」は、
今の私にとっては、深い意味を持つものになっているのかも知れません。
「マズローの欲求5段階」からすれば、今の自分はどの段階に居るのか、見極める必要があります。
これは最終目的が自己実現欲求なので、目標としてはわかりやすいです。
それを宇宙レベルで考えると、自分は過去から来て未来に行くのは決まっていると思います。
そうであるならば、現在では何の為に生まれてきたのか。何をすべきなのか、したいのか。
それらを含めて「ここはどこ? 私はだれ?」ということになると思います。
マズローは晩年、6つ目の欲求を発表したようです。
「自己超越欲求」
これは、目的の遂行、達成だけを純粋に求めて、そこには何の見返りも求めず、ただただ自我を忘れて目的に没頭する状態、だとか。
こうなれば、益々「ここはどこ? 私はだれ?」の状態に陥りそうですが、
それが1つ1つわかっておかなければ、次のステージにいけないし「じゃぁ、どうすれば良いか」もわからないと思います。
そこが曖昧で、自分で自分のことがわかっていなければ、ただ目の前に来た電車に飛び乗っているだけで、
むしろ反対方向に行ってしまう可能性もあります。
自分の位置確認をするためには、自分を俯瞰して見なければ見えないし、全体を把握できないとどうすれば良いかもわからないと思います。
「ここはどこ? 私はだれ?」と言っている自分に応えるには、パニックになっているフリをして、その場をごまかし続けたい心境です。
しかし「自分を生きる」ためには、逃げることはできないものなのです。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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