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抽象度が上がると、認識できる情報が増え、その中から自分にとって有用な情報が選択できるので、
最適な方法を選ぶことができる。
と言われます。
山の頂上から麓を見渡しているような感じなので、周りの物事がクリアに見え、周囲で起きる現象を予想したり、起こった出来事や問題の因果関係が観えるようになると言われています。
私は”こころ”という元祖野良猫と住んでいますが、”こころ”は紛れもなく猫です。
抽象度を少し上げると、猫はネコ科です。ネコ科はライオン・トラ・チーター・ヒョウも仲間です。
もう少し抽象度を上げると、ネコ科は哺乳動物です。哺乳動物にはクジラも仲間です。ウシ・パンダ・ゾウ・カバも仲間です。
より抽象度を上げると、これらはすべて「動物」と呼ばれています。
抽象度の高い人は、動物と言えば動物園を想像して色々な種類の動物を思い浮かべます。
私のように抽象度の低い人は、猫の”こころ”しか思い浮かべません。
一瞬に何十種類も思い浮かべる人と、猫しか思い浮かばない人が「10個の粘土で動物を作りましょう!」と言われたら、10種類の動物を作る人と、10匹の猫を作る人になってしまいます。
また、今でも存在しますが、食事の買い物は市場で買っていました。
野菜(玉ねぎ・人参・ジャガイモ)は八百屋さん。
果物(リンゴ・みかん・バナナ・イチゴ)は果物屋さん。
それらの食べ物を売っている所が市場です。
そして食べ物だけではなく、日曜日、衣類、薬など、なんでも揃えているのがスーパーマーケットです。
そうなると、スーパーマーケットは抽象度が高くなります。
そして、AというスーパーマーケットよりBというスーパーマーケットの方が安いだの、
Cというスーパーの方がもっと安かっただのと、主婦(主夫)は抽象度全開で買い物に行きます。
抽象度が上がると、情報はまとめられていくので情報量は少なくなります。
抽象度が下がると、情報は具体的なので、情報量としては多くなります。
よって、抽象度が上がると、情報量は少なくなりますが、現象を予想したり、因果関係が観えるので、より的確な行動ができるようになるのです。
そのものの背景が見えてくれば、情報量が少なくても、より多くの選択肢から選ぶことができるのです。
自分の人生も同じだと思います。
抽象度を上げていき、山の頂上から、より鮮明に観える道を選ぶことができるのです。
抽象度を上げるという事は、ものの本質を見抜くことに通じるのではないかと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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