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自己否定とは、自分が何かをやりたいと思っても、すぐに自分で「そんなこと出来ない」とか「自分には無理」と自分で否定してしまうことです。
自己否定がある人は、才能があるにも拘わらず、
その才能を自分で受け取らなかった。
その行動が続かなかった。
自分を売り込むことができなかった。
人間関係が破綻していった。
と、いう方向に行ってしまいます。
それは自分を無視していることになり、自分の叫び声を聞かないことになります。
しかし、いくら自分を無視しても、自己否定から自己受容に持っていかなければ、
もっと言うと、自己と向き合わなければ、自己受容することはできません。
自己受容とは、自分の内側が満たされている状態です。
自分の内側が満たされていると「本当はこう思っている」と、自分の思っていることを素直に出すことができるようになります。
そうなると、自分が暗闇から外に出て、光が見えてくるのです。
これは、自分と正面から向き合って、自分で自分を受容して満たさない限り、終わりのない旅になります。
一見成功したように見える人でも、ブランドものの高級時計を身に付けていたり、高級車に乗ったりするのは、
自分の内側が満たされていないので「俺は成功しているんだ!」「俺を見てくれ!」と叫んでいるのです。
自己受容をしないで夢を叶えてしまうと、自分の否定の声を自分で押さえつけてしまい、すべて「なかったこと」にしてしまいます。
よって、自分で自分を満たさない限り、永遠に自己受容ができていない状態が続くのです。
自己受容は自己肯定ではありません。
自己肯定は、自分の存在を肯定的に受け止め、人生で起こる様々な事をポジティブに捉えます。
自己受容はネガティブな思考や感情の存在を、中立的に受け止めることです。
ある出来事・現象を中立的なものとして受け止め、その出来事・現象を中立的に解釈することです。
例えば「自分は愛されていない」とか「自分は認められていない」と思っていても、
そう思うのは自分の脳が勝手にそう思っている、脳の幻想にすぎないのであって、
具体的には何もなかったりすることもあります。
何かあった訳ではないのに、自分が漠然と抱いてしまうネガティブな感情は、自分の脳の仕業であり、
自分とは切り離された現象だとして処理をする。
こうした捉え方ができるようになった時が、自己受容が出来た時だと思っても間違いはないと思います。
私もなかなか自己受容ができません。
人間、生まれた時は誰でも才能を持って生まれてくると聞きます。
そうであるならば、知らず知らずのうちに、或いは、歳を重ねるごとにその才能を受け取らず、流してしまっていることになります。
コロナが始まる前あたりから「これからは日本の時代だ」と言われる文章を幾度か目にしました。
それは日本の精神性に世界が気付いて学び始めているというものでした。
その精神性というものが統合であり、中道という事で禅に繋がる感覚なのです。
自己受容は否定でもなければ肯定でもない、中道なのです。
科学的には、白か黒か、1か0か、を証明するとは思いますが、白でも黒でも、1でも0でも、そのありのままを受け入れるという事が、自己受容に通じるのではないでしょうか。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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