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今までカーシェアやルームシェアは聞いたことがありますが「従業員シェア」というのは初めてでした。
自社で従業員を雇い続けることが難しい企業が、一時的に従業員を出向させる、
「災害時雇用維持シェアリングネットワーク」。
従業員たちを露頭に迷わせるのではなく、むしろ「成長」の機会を社外に求め、提供していく。
メンバーたちが成長できる機会を創出することも、この構想の狙いのようです。
今までなら、契約解除となっていたものを「在籍出向」という形態で社員に出向の選択肢を提案します。
よって、社員はもともと勤めている企業の社員として籍を残したまま、他の出向先企業で働ける形態です。
今回の新型コロナでは、業績悪化で雇用を維持できない会社も沢山あります。
しかし反対に、このコロナのタイミングで雇用を必要とする企業も出てきました。
人件費の負担は出向先の負担になるようで、販管費を分散できるという仕組みになっています。
今はリーダーが格好つけている場合ではありません。
従業員に出向を提案するのは「うちの事業が今、大変な状況だ」と社内外にさらけ出す事にもなります。
しかし、リーダーが腹を決めて社員に伝えた結果、反応はすごくポジティブだったようです。
ある社長さんは「もう遅いけど、このアイデアを知っていたら解雇しなかったのに」と言われたようです。
残念ながら、このパターンは他にも沢山あると思います。
このプラットフォームを立ち上げた、アソビュー代表の山野智久氏は、
「心と体を壊しさえしなければ、必ず再起できるはず。
健やかでいれば、いつかまた仲間と一緒に事業を復活させられると思う。
仮に復活できなかったとしても、これからの人生でより良いチャレンジが出来ます。」と言われています。
今迄のように終身雇用の「雇われの身」の感覚ではなく、
「自分自身を大事にする」感覚で選択して行けば、よい時代に変わりつつあると思います。
これも、コロナが教えてくれた1つのように思います。
じゃ、また明日!