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松下幸之助氏は「自主責任経営は共存共栄の第一歩」と言われています。
販売店の集まりに出席した松下幸之助氏に質問が飛び出しました。
「松下電器は、共存共栄と言いながら、我々が何とかしてくれと言うと、すぐに自主責任経営だと言う。ちょっと都合よすぎやしませんか」と。
それに対して松下幸之助氏は
「自主責任経営が出来んような、自分のことに責任を持てないような人と共同で事業をやりますか?
共同の金がどうなっているとか、仕事がどうなっているとか、そういうことをはっきり固めることの出来んような人と手を組んで、心を合わせて全部打ち明け合って仕事ができると、あなたはお思いですか?」と、返されました。
「共存共栄と自主責任経営はまったく矛盾しません。それどころか自主責任経営があってこそ初めて、共存共栄はなりたつのです。
基本はあくまで自主責任経営でなければならない」
「お互いがそれぞれの立場で自分の責任を強く自覚し、真の自主独立の精神に立った上で他とも協力し行動する。
それがその人の生きがいにも通じ、世の中を豊かにする基本だと思います」と、いうのが松下幸之助氏の考えでした。
これは企業に限らず誰にでも当てはまることだと思います。
「自分の人生を経営する」といった視点から考えてみるのも、1つのアイデアだと思います。
自分の幸せは自分が創り出す。
自分は自分の責任者なのだ!と、考えれば、些細な事でも真剣に取り組むことが出来ると思います。
私の勝手な解釈だと「自主責任と共存共栄」は、7つの習慣の「自立と相互依存」に当たるのではないかと思います。
効果的な相互依存になるためには、お互いが先ず自立できていなければ、この契約は成立しないと思います。
1894年(明治27年)生まれの松下幸之助氏の考えは、社員に受け継がれ現在にも通じる考え方だと思います。
本質を突いた考え方というのは、時代の流れと共に、形を変えて生きているのだと思います。
私はコロナウイルスが治まり、地球規模での価値観が変わった時、共存共栄の社会が来るのではないかと思っています。
最近の色々な方の発信を読ませていただいて、日に日に、そちらの方向に向かっているような気がするのは、私だけでしょうか?
政府の保証制度がはっきり決まり、即日実施が出来ないと、これから失業、倒産、閉店がどんどん出てくると思います。
そうなった時には、もうコロナウイルス以前の経済状態には戻れないと思います。
コロナウイルスは世の中が変わって行くきっかけを作ったように思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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