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「分かる」ってどういうこと? とよく悩みます。
中国の孔子は「知っていることを知っているとし、知らないことを知らないとする。これを知る」
ギリシャのソクラテスは「無知の知」
と言っています。
つまり「知っていることは何か?」「知らないことは何か?」それを明確にすることが「分かる」ということのようです。
私など人と話をしていて、良く解からないのに「わかるでしょ?」と言われれば、つい「はい」と言ってしまいます。
しかし、後で考えたらよくわからない。ということがしばしばあります。
未知の世界のことはわかりません。
ということは「現在知っているつもり」のことを、どこまで理解しているのか。ということになります。
そして非常に浅い「知っているつもり」のことを、100%知っていると錯覚しています。
そこが大きな間違いでした。
本来あるものの100%の中で、自分はどこまで「知っているつもり」なのか。
それを明確にすることが「分かる」ということになるのです。
自分の「知っていること」と「知らないこと」をはっきり区別出来るようになるということは、
しいては自分自身を知るということに繋がって行くようです。
「自分のことをわかっていない」と言われるのは、この「知っていること」と「知らないこと」の境界線を、
「自分自身がわかっていない」という指摘でもあったようです。
じゃ、また!