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「自分の身は自分で守る」本来当たり前のことを、ともすれば忘れてしまっているのです。
私自身もその典型でした。
何かあっても誰かが助けてくれると、無意識に信じ込んでいたのです。
親が守ってくれる。先生が守ってくれる。会社が守ってくれる。国が守ってくれる。
しかし、現実はそうではないのです。
誰も守ってはくれません。
結局は自分で守るしかないのです。
「誰かが守ってくれる=誰かに頼って生きる」は、自己責任ではなく、他人に責任を押し付ける思考になってしまいます。
私自身、他人に押し付ける思考になっていました。
「自分の人生を他人任せにしている」
「他人の人生を生きている」
と、言われて初めて気が付いたことです。
振り返ってみると、すべて他人が決めたことに従っていたように思います。
しかも、それを自分が決めたと勘違いして。
自分の頭で考えるということが出来なかったのです。
自分で判断し、自分で決断を下すということが出来なかったのです。
全て何となくで決め、みんながそう言っているからと決めていたように思います。
そこには「自分はどうするのか」「自分はどうしたいのか」が、抜け落ちていました。
それでは自分を生きていることにはなりません。
本日、安倍晋三首相より、緊急事態宣言が発令されました。
日本におけるコロナウイルス感染拡大を抑えるための発令です。
こういう事態においてさえも、慶應大病院の初期研修医に新型コロナウイルス集団感染が起き、18名の陽性が確認されました。
40名で飲食を共にし、接触していた可能性が高い研修医99名を自宅待機としてウイルス検査をした結果が18名です。
病院では、医師らに会食をしないよう繰り返し周知し、研修医終了式後の懇親会も取りやめるよう注意喚起していたにも関わらず、です。
患者を守るべき医療者が、医者が足りないこの時期に、非常に残念なことです。
「自分の身は自分で守る」ということが、終了式後の懇親会というイベントには勝てなかったようです。
今日からの緊急事態宣言、自分の頭で考えて「自分の身は自分で守る」しかないと思います。
人から移されないように、そして、自分が人に移さないように。
「自分の身は自分で守る」ことを肝に銘じたいと思います。
じゃ、また明日!