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古くて新しいもの、それが伊勢神宮の「常若(とこわか)」の考え方である、と今年の初めに書きました。
それを今、もう一度自分に置き換えると、その時と少し変わってきました。
自分を変えていくということは、今までの自分をすべて捨て、真っ白な状態から新しいものを入れていく。
そうでなければ、以前の色が残って純粋に新しい色にならないから、そうしなくてはならないと。
しかし、自分を生まれた時と同じ白に戻すことは難しいことです。
それに、今までの価値観がすべていけなかったのかというと、良い面もあったと思います。
常若流にいうと、良い所を残しつつ常に新しいものを取り入れる。
自分を全面否定しなければ、もう少し前に進みやすいのではないかと思いました。
なぜならば、全面否定になると全てを切り捨てて、ついには自分自身も切り捨てなければならなくなるからです。
本来の常若は、自分自身をも切り捨てることでは無いと思います。
自分を残しつつ、入れ替えていくということだと思います。
切り捨てればそこで関係性はなくなります。
今までのことがなかったことになります。
その都度、自分というものも消していかなければなりません。
そうではなく、今までの自分に気付いた部分からどんどん新しいことを取り入れて変えてくことが、
本当に自分が変わることに繋がるのではないかと思います。
もう少し先ですが、コロナウイルスのことが落ち着いたら、世の中の価値観が変わると思います。
今回のことで働き方も在宅の方向にせざるを得ませんでした。
日本では全くですが、教育も海外では、すでにインターネットを使ってやっています。
観光地やお店もインバウンド頼みから、違う方向を模索し始めています。
みんな必要に迫られて、変わらざるを得ないのです。
それが価値観が変わる1つのチャンスだと思います。
今までの自分の価値観をこれからどういう価値観に変えていくのか。
コロナウイルスから教えて貰ったように思います。
コロナウイルス対策で言われているのが「手洗い」「うがい」です。
日本では神社にお参りする時は、手水舎で手を清め、口を漱ぎます。
口を漱ぐときは、柄杓の水を掌で受けて口を付けます。
私は信仰心はあまりないですが、小さい頃から自然としていた習慣です。
その習慣が、コロナウイルスを防いでいるのかもしれませんね。
じゃ、また明日!