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Doingとは、自分の行動の事。 Beingとは、自分の気持ち、感情の動きのこと。
ある方がコーチングの初回セッションを受けた時に、ご自身が納得した考え方を投稿されていました。
著者はこれまで、
「今の自分にはこれが必要だ」
「これがこれからの自分の人生に役に立つ」
「壁にぶち当たったら、泣き言を言わずに乗り越えるべき」
といった考え方で、自分のBeing(気持ち・感情)よりも、やるべきDoing(行動)に焦点を当てて行動・選択し、こうした考え方が良いのだと思っていたとか。
子供時代から独りよがりで何でも自分の力で解決しようとし、周りと折り合いがつけられずに苦悩した経験があったようです。
そして常に「自分の力で、目の前の課題を解決していかなければならない」という追い詰められた状況にいたようです。
当時の追い詰められた状況で出来る行動は、逃げるか、根性で乗り切るかの二択。
この過程では感情は邪魔者で、素直に自分の感情の声を聴くと現実から逃げたくなる気がしたので、あえて感じないようにしてきたのかもしれない、と。
しかし、感情は動いていて、自分の心の声が聞こえないふりをしたため「これは挑戦するべきだ」と思って挑戦したのに、挑戦を続けるほど苦痛を感じてしまうことも少なくなかったようです。
また、人の行動にアドバイスをすることがあり、それに対して「ストイックなお前ならできるかもしれないけど、俺には無理だよ」と言われることもあったとか。
自分のストイックさは、自分の感情に蓋をしてきたからこそ身に付いたものだったようで、自分の感情に素直になれる人には、そのやり方は出来なかったのかもしれない、と思われました。
それからBeing(感情)に耳を傾けるようになり、そうすることで、自分がやりたいと思っていたことのもっと根本に、もっと本当にやりたいことがあることに気付かれました。
最後に「Doing(行動)」と「Being(感情)」というのは、自分の思考を深める一種のアンテナだと思います。
これから自分がどのように変化をしていくのか楽しみで仕方ありません。
と、結んでおられました。
私はこの著者と全く逆で「Being(感情)」中心で「Doing(行動)」に欠けているのです。
やるべきことがなかなか出来ず、いつも感情が先走りになってしまいます。
Beingには「在り方」や「存在」という意味もあるようです。
ということは、本当の意味で「自分の在り方」がわかっていないのかもしれません。
人には「得意な思考パターン」があるようで、それ以外の思考には意識が向きにくい特徴があるようです。
そうであるならば、著者のように今まで意識していなかった思考パターンに意識が向いた時、新しい気付きが起こるということです。
それぞれの思考パターンが単独で存在しているのではなく、お互いが関係し合っているので、自分の得意でない思考パターンにも意識を向ける必要があると思います。
そうでなければ、バランスよく自身を深めることはできないと思います。
じゃ、また明日!