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自分の発する言葉には2つの人間のタイプがあると思います。
自分が発した言葉に責任を取る人と、責任を取らない人。
私は完全に後者です。
これは昔からの癖のようで、何も考えずに思った事をすぐに口に出してしまうのです。
自分では反射的に思った事をすぐに口に出しただけなのに、相手は私よりも深くその言葉を受け取ります。
よって、そこで人間関係が薄れてしまうのです。
深く考えていないので、あっさりとその言葉を撤回してしまいます。
相手は、こんな深い言葉をどうして直ぐに撤回出来るのか、理解に苦しむようです。
結局深く考えずに発言してしまうという事は、無責任の連続であるという事です。
自分が「これをやります」と言った仕事をやらなければ、その仕事は宙に浮いたままです。
仕事をほったらかしにした状態で、平気でいるようなものです。
出来なければ最初から「やります」と言わなければ、誰にも迷惑をかけずに済んだはずです。
「やります」と言った時は、自分の中でやりたいと思ったし、やれると思ったから発言したと思います。
しかし、いざ蓋を開けてみると思ったより複雑で、こんなはずじゃなかったという連続です。
それは「これをやるという事はどういう事になり、結果はどうなるのか」という事に、
全く考えが及ばなかったからです。
だから、考えが浅いと言われるのです。
言葉に責任を持つという事は、自分の放った言葉で起きる結果に対して責任を持つということです。
よって、言葉を発する前に、発した言葉で起こることを想定し、それに対して自分が責任を持って対応できるかどうかです。
そう言った想像、予測ができないならば、それは無責任と言うものです。
その無責任な言葉に責任を取るのであれば「実行」以外にありません。
出来るか出来ないかわからなくても、兎に角自分が発した言葉通りにやってみる。
そこで初めて、自分が発した言葉の重みが分かると言うものです。
その言葉の重みがわかり、軽々しく何でも発言しないことを身に染みてわかれば、
自分の責任能力が、初めて身に付いてくると思います。
じゃ、また!