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「物事は本質的に見なければ」とは、よく聞く言葉です。
しかし、本質を見抜くことはなかなかできません。
ある人は「本質はシンプルなもの。いらない部分をそぎ落としていけば本質に繋がる」と言われます。
また、ある人は「何事も『本質に迫る』ことを厳選することで、シンプルにすることが出来る」と言われます。
本質は物事の神髄のようなもので、シンプルなものだということはわかります。
物事の本質を知るためには、その物事全体を把握していなければ、その本質を見抜くことはできません。
物事の一部だけを見て本質を考えようと思っても、本質を見抜けないしずれた見方しかできないかもしれません。
1冊の本の中の一部だけを見て「この本の本質は」などと語れないのであって、1冊丸ごとの内容を理解して初めて、その本の本質が掴めるのです。
見る人によって本質は異なってきます。
それはその見る人の価値観による違いになって来ます。
昨日は「自分の価値観を知る大切さ」を書いたのですが、その自分の価値観が自分の考える本質となって来ます。
しかし、ここでも大切なのは、本質を語る前に、その準備段階として多くの知識量を増やしておく必要があります。
出来事、本、新聞、人の話など、色々な方面から知識を吸収し、栄養たっぷりな価値観を備えておく必要があります。
薄っぺらい価値観で判断するのと、内容の濃い価値観で判断するのとは、判断結果が違ってきます。
より多くの知識による価値観は、本質を見抜けることが出来るし、行動へと繋がります。
そして、その行動はよりよい結果を導きます。
本質や価値観を身に付けるには、やはり「考える」ということも大切です。
物事には常にその本質が存在します。
考え抜くことによって、その本質に到達することが出来ます。
考え抜く習慣も身に付けたいものです。
「本質的には」を口癖にしてそれを口ずさむ習慣にすれば、出てくる言葉はおのずと本質的なものになる。と、書かれたものがありました。
これで本質に近付けることが出来るのなら、今日からでも口癖にしていきたいものです。
じゃ、また明日!