タグ:
世の中には逆切れをする人がいます。自分が悪いのに正しいと主張する。おかしな話です。
それはたぶん一方的に悪者にされるのに耐えられないのでしょう。
自分に非があるとわかっていても、それを認めたくない。
だから、素直に謝れない。反省できない。
また「自分の方が上だ」「下に見られたくない」という強いプライドやコンプレックスがある場合もそうだと思います。
テレビでもやっていましたが、終電で寝ているお客様に駅員さんが「終着駅ですよ」と起こそうとする。
寝ていた客は、いきなり駅員さんの胸ぐらをつかんで殴り掛かる。
駅員さんは仕事として、お客様を起こして帰って頂くためにしているだけなのに・・・。
もっと寝ていたい、気持ちよく寝ていたのに、という、自分の欲求だけで相手に暴力を振ってしまう。
今の自分の状況がわかっていないのです。
そういう相手に対しては、一言「すみません」を付け加えることによって和らぐ場合があります。
それは「一方的にあなたが悪いと言っているのではありませんよ。あなたを悪者扱いにしているのではありませんよ」ということを先に付け加えるのです。
これは逆切れを防ぐ効果があるようです。
逆切れされると、こちらも「何も悪いことをしていないのに、なんでそんなに怒られなければならないの?」と腹も立ってきます。
しかし、腹を立てても通じる相手ではないので「大人げない人に対する対処法」として「すみません」が効果あるように思います。
私も以前、道を歩いていて、前にノロノロフラフラあるいている老人がおられました。
最初は後ろについて歩いていたのですが、電車の時間に間に合わないと思い、車道側から回り込んで追い抜かしました。
その瞬間、ものすごい大声で怒鳴り、腕をつかんで頭をたたかれました。
その人は急に後ろから人が追い抜かしたので、びっくりされたのかもわかりません。
それで「すいません」と謝ったのですが、それでも怒りは収まらず、頭をたたき続けようとしたので、その手を振り払って足早に去りました。
今思えば「すいません」を追い抜かす時に言えばよかったのです。
先に「あなたが邪魔だと言っているのではないのですよ」と断りの「すいません」を先に言えばよかったのです。
それからは狭い所で相手を追い抜かす時は「すいません」を言っていますが、それ以来、なぐられたことはありません。
「すいません」の効果はあるようです。
じゃ、また明日!