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「すべては見方次第」という本に自分に当てはまることが書いてありました。

著者が主催する経営者セミナーがあり、ある方にピッタリのセミナーだと思ったのでお誘いしました。
しかしその方は、
「ぜひ参加したい気持ちはあるが、自分がお店を空けたらスタッフだけになってお店が回らなくなるので、出られない。
自分がお店から出られないのが経営上の悩みなのです。
だから、経営がよくなってお店を空けられるようになった時は、出たいと思います」と言われました。
「現象はゼロ。すべてはものの見方次第」
現象は、お店を空けるとスタッフだけになる。という事実です。
「自分がいないとお店が回らない」「だからお店を空けられない」というのは、
その事実に対して自分がつけた見方です。現実がその見方の通りかどうかはわかりません。
そこで著者は答えました。
「自転車の乗り方を学ぶセミナーに行きたいんだけど、今は自転車に乗れないから参加できない。
だから、自転車に乗れるようになったら参加しますと。順番が逆ですよね。
店が本当に回らないかどうかはやってみないとわかりませんよ」と。
結局その方はセミナーへの参加を決め、月に1回ずつ通われました。
そして、自分がいないことでスタッフたちがしっかりしてきて、気付いたら安心して店から出られるようになっていたとか。
見方を変えただけで、自分の行動も変わり、その結果周りの人も変わったのです。
こういう場面は、私自身の中にも沢山あります。
問題があるから解決しようとしているけれども、それは問題ではなく、単なる私自身の思い込みであったりします。
自分の思い込みに気付けば、問題は問題ではなくなるということです。
それは「なぜそうなるの?」に囚われすぎていて、本来考えるのは「では、どうするか」という方向なのに、
いつも原因の方ばかりに目が向いてしまいます。
「なぜ?」と「どうするか」は別物なのに、なかなか切り離せない自分がいます。
「どうするか」を先に考えれば、おのずと「なぜ?」が消える可能性があります。
「なぜ?」は過ぎた過去のことになるので、今更後戻りができないからです。
取り戻せないことにエネルギーを使うなら、解決できる「どうするか」にエネルギーを使った方が未来は明るくなります。
「どうするか」は考えとともに行動が伴います。
よって、解決の糸口が見つかるというものです。
「なぜそうなるの?」と「では、どうするか」は、
「どうするか」が先だったのです。
私は順序を間違っていたようです。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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