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人はよく「時間がない」「時間がない」と言います。
私もずーっと言っていました。
「やろうと思ったけど、時間が無かったから出来ませんでした」「色々やる事が多くて、出来ませんでした」
しかし、誰がどう言おうと、1日24時間は昔から変わりがありません。ずーっと昔から、1日24時間なのです。
むしろ昔の人に比べたら、現代人の方が時間を多く持っています。
何故なら、電化製品が発達し、交通が発達し、生活様式が昔と比べたら全然違うからです。
スイッチポンでご飯が炊かれ、洗濯が終わり、掃除もロボットがしてくれます。
昔の人が時間をかけて釜戸で火をくべてご飯を炊き、川やタライで洗濯をし、ほうきで部屋を掃いて雑巾で拭いていた日常生活を比べたら、現代の人はその時間が浮いているはずなのです。
東京から大阪に行くのにも、
江戸時代:歩いて14日 1889年(明治):東海道本線を汽車で20時間5分 1921年(大正):特急列車で11時間50分
1950年(昭和):特急「つばめ」で8時間 1958年(昭和):新幹線「こだま」で6時間50分(日帰りが可能となる)
2020年(令和):新幹線「のぞみ」で2時間30分 2045年(未来):リニア新幹線で1時間7分 (日本部品供給装置工業会HPより)
移動するのにも、かなりの時間短縮になって来ています。
新幹線が出来た時、6時間50分で行けるので日帰り出張だ!とニュースになっていたのを覚えています。
その新幹線ですら、現在は2時間30分まで短縮されています。未来は1時間7分です。
しかも新幹線が出来た時はパソコンなど無かったので、車中は本を読むか寝ているかだったのが、今ではSNSのお陰で車中でも仕事が出来ます。
現代人は昔の人に比べたら時間はあります。
そうであるにも拘わらず、昔の人より「時間がない」と言っている人が多いです。
環境科学者のダナ・メドウズ氏は、地球で最も基本的な法則は「充分の法則」であると言います。
すでにあるものに目を向けて、丁度いいことを楽しめれば、今この瞬間にも世界には「不足」は無いと言うのです。
ないものに目を向けたら不満が生まれます。
あるものに目を向けたら感謝が生まれます。
どちらに目を向けるかの違いだけです。
ないものに意識を注ぎ、足りない世界を拡大するか、あるものに意識を注ぎ、満ち足りた世界を拡大していくか。
それは自分の見方次第です。
「時間がない」と思っていたけれど、昔の人に比べると実はたっぷりあったのです。
じゃ、また明日!