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自分の発言や行動に対して「拒絶」されると、自分の人格まで否定されたような気になります。

しかし、本当はその発言や行動に対して「NO」と言っただけで、その人の人格まで否定した訳ではありません。
就職氷河期の学生が何十社も試験を受けて不合格となったのも、採用人数が限られている事や、たまたま社風に合っていなかった。
或いは、採用したいけれど1名しか採用枠が無いので落とさざるを得なかった。と言うのもあります。
不採用になったその時の学生は、何十社からも「NO」を突き付けられれば、自分が人間としてダメなのではないか、自分の人格がいけないのではないかと思ってしまいます。
そう思っても仕方のない状況ではあるけれど、よく良く考えれば、採用試験に合格したか、不合格かの結果だけであって、その人の人格まで判断するレベルではないのです。採用枠はたった1名、と言うのが現実です。
拒絶というのは自分の頭の中で起こっていることであって、自分が拒絶されたような気になっているだけです。
その拒絶されたという気持ちが、人格を否定されたと思い込んだり、自分はダメだと行動を起こすのを止めてしまったりに繋がるのです。
それは勿体ない話で、拒絶をきっかけに「自分のモチベーションを上げるチャンス」として捉える事も出来ます。
拒絶された時のメリットとして、
・自分を改善するチャンスになります。受け入れられる為にはどうすればいいのかと改善に繋がります。
・謙虚になって、自分のやり方ではなく、新しいやり方や物事を学ぶ方向に繋がります。
・就職活動氷河期のように何十社落ちても当たり前で、時代のタイミングが悪かっただけ。
・諦めない忍耐力が身に付きます。
・拒絶されることで、他の選択肢が自分には合っているのかもと、別の選択肢を考えるチャンスに巡り合えます。
自分に気付きを与えてくれたり、考えるチャンスを与えてくれたり。
そうなると、拒絶されることにもメリットはあるようです。
そのメリットを自分がどう捉え、どう考えるかは、自分次第です。
今まで拒絶されると「自分には能力が無い」とか「自分には向いていない」とか「やらない方がましだ」とか、
ネガティブな事しか思い浮かびませんでしたが、拒絶をバネに、行動できることもあると思いました。
そして「NO」と言ってくれた相手、会社、社会に対して、自分から鍵をかけない事です。
[NO」は人格否定ではないので、やっぽど嫌な相手でない限り繋がりは壊す必要はないと思います。
何故なら、状況が変われば、またご縁が出来るかも知れないからです。
「本当は採用したかったけれど、人数制限であの時は採用できなかった。欠員が出来たのでぜひ来てください。」
という、チャンスもあるのですから。
拒絶にもメリットはあると思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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