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人と会った時、話の中で相手を知ろうとして「どちらの大学の出身ですか?」と聞く時があります。
聞いた本人は悪気はなく、相手の情報を得ようとしただけだと思います。
学部迄聞くと、経営の勉強をされたんだ。法律の勉強をされたんだ。となります。
しかし、そこで終わります。
それは無意識のうちに、学歴という分類の烙印を押す事にもなります。
相手を知ろうとするなら「大学で何を学ばれたのですか?」になって良いはずです。
しかも、大学の4年や6年での知識の学びより、社会での学びの方がはるかに大切だと思います。
学歴というレッテルは、大学という烙印、先入観、決めつけという、その人を知るには邪魔な情報にもなりかねません。
それよりも「社会に出てから学んでいるかどうか」「今何を学んでいるのか」の方が、その人を知ることが出来ると思います。
社会に出てからも私のようにボーっと生きていたら、目の前に学ぶ材料が沢山あるのに、何も学ばずに時間を過ごしてしまいます。
そこからが分かれ道のようです。
社会の中で、意識を持って学び続ける人と、ただ目の前の与えられた仕事をこなす人と。
社会で何を学びどう生きて来たかは、その人の行動に表われると思います。
社会生活を学ぶという事は、当然、自分のやっている事に責任を持つという事でもあるし、責任を持たなければなりません。
政治の世界では、高学歴の人達が社会生活に反してどんどん辞任しています。
辞任したからといって責任を取った事にはならないと思うのですが、それで終わりのようです。
こうなると、いくら「どちらの大学の出身ですか?」と聞いても、何の役にも立ちません。
むしろ「政治生活の中で何を学んだのですか?」と聞きたい位です。
私の知っている下町の社長さんは「豊かな自然環境を守る」事を学び、太陽光発電のお仕事をされています。
屋上では太陽光発電で小さな水車を回し、メダカを飼っておられました。
ビオトープのような小さな癒しの空間です。
風力も利用されていました。
楽しみながら、自然環境を守るお仕事をされています。
これからは初対面の方との挨拶は「どちらの大学の出身ですか?」ではなく、
「今、何を学ばれていますか?」になるような気がします。
じゃ、また明日!