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昨日は前向きな方との再会の連続でした。皆さん前向きな気持ちで病を友として生きておられます。
所用があり家を出ようとした時、久しぶりの方から電話を頂きました。
その方は、約40年程前に病院で知り合った方です。
知り合った時は筋ジストロフィーで車いすに乗り、リハビリをされていました。
毎日、動かすことのできる筋肉を動かしてリハビリに励んでおられました。
動く方の手で歯ブラシを持ち、朝晩「これもリハビリ」と言いながら、自分でやれることは全て自分でされていました。
ある日「私は上り坂で自転車をこいでいるようなもの。足を止めるとすぐに坂道を滑り降りる。だから毎日こぎ続けないといけないの」と。
リハビリの先生も驚かれるほど、病気に負けない気持ちで頑張っておられました。
私の母が退院してお別れしてからも、年賀状だけは毎年交換していました。
何年か前、突然電話が掛かって来て、退院して自宅に戻ったとの連絡を受けました。
失礼ながら、まさか自宅に戻れるとは思ってもいなかったので、びっくりするやら、うれしいやら。
その後、自宅で車いす生活をされ、入退院を繰り返しつつも昨日、お元気な声の電話を頂いたのです。
現在はお一人で、娘さんが毎日来てくれるとか、息子さんも週末には来てくれるようで、84歳の今を過ごされていました。
現在でも「まだもう少し元気でいないと・・・」と前向きな言葉に、こちらも勇気を与えて頂きました。
病気の進行を止め、以前より元気なお声を聞かせて頂いたという事は、どれほどの努力の毎日を送っておられるのかと、病院でのリハビリの姿を思い出しました。
所要を終えての帰り道、以前ジムに毎日通われていた70代後半の方とばったり出会いました。
その方はパーキンソン病になられ、一時は歩くのも困難な状態でしたが、リハビリにと川沿いを毎日散歩されています。
私も一時その川沿いを散歩していたので、ほんの時たまお会いしていたのですが、トレッキングポールを使ってゆっくりゆっくり歩いておられました。
昨日は、リュックを背負った方が前を歩いており、似ているようだがまさかと思いつつ追い抜かしながらお顔を拝見すると、何とその方でした。
帰りにスーパーで買い物をするので、トレッキングポールは邪魔になるから置いて来ているとか。
以前お見かけした姿からは想像も出来ないくらい、リュックを背負ったお姿は、頼もしかったです。
「人間、気持ちが大切で、前向きにならないと、直ぐに後戻りしてしまう。弱る時もあるけれど、もう少し元気で生きていたいから頑張る」とおっしゃられていました。
このお二人を見ていると、体力半分・気力半分で生きておられるようで、頼もしかったです。
自分の人生を自分でコントロールされている方達に、勇気を与えて頂きました。
帰り道「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とチコちゃんに叱られたような気がしました。
じゃ、また明日!