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今日、たまたま麻雀の桜井章一氏と将棋の羽生善治氏の対談の文章を目にしました。

私は羽生善治氏はTVでも良く拝見したいたので知っていましたが、桜井章一氏は存じ上げていませんでした。
その桜井氏が「この局面だったら皆まいっちゃうよなっていう時に、どうにか凌ぐっていうのが楽しいし、やっぱり本当の強さだと思う」と言われていました。
私のように、まいっちゃうよなっていう場面の以前から、すでに「参りました」と呟くのとは大違いです。
それは、桜井氏の場合、何事も「準備、実行、後始末」が大事と思っていて「準備というものは前もってあるべきもので、そこで改めてするものではなく、自分の心構えの中にすでにあって、いつでも出せるもの」だとか。
麻雀や将棋と言うのは、先の先の先まで読んで勝負するもの。
その先を読んでいる中で、リスクマネジメントがなされていると思うのです。
こう出れば、相手がこう打ってきて、だからそれを避ける為にこう打つ、と言うように。
桜井氏が言われるように、勝負が始まってからさてどうしようかではなく、試合の前から、色々なパターンを考えて自分の頭の中にしまっておく。
よって、自分の心構えの中にすでにあって、いつでも出せるものなのだと思います。
その経験・場数が多いから、どんな局面においても頭の中で総動員して、その局面を凌ぐことが出来るのです。
そしてそれが出来るのが、言われているように「本当の強さ」なのだと思います。
しかも、非常に追い詰められた状況を楽しんでいく。
それこそがプロの技なのだと思いました。
そうなれば、準備の質・準備の深さにより、勝負は決まってしまうのではないかとさえ思ってしまいます。
これは仕事や勝負の世界だけの話ではなく、人生の生き方にも通じると思います。
追い詰められた状況を楽しんで、そして凌いで行く。
それが生きている実感にもなり、人生の充実感を味わえることにもなるのだなと思いました。
じゃ、また!


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jibunoikiru@gmail.com

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