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「推測」と「推察」は似ているようで、似てはいません。
推測とは、ある物事や情報を基にして、おしはかって考える事。
ある事柄に対して「こうではないか」とあれこれ考える場合に使います。
何かしらの情報があって、このように思うという場合は、動機を推測する・原因を推測する、などとなります。
推察とは、相手の気持ちや事情、背景などについて想像をめぐらす事。
相手の置かれている立場から「こう思っているだろう」と事情や心情に見当を付ける場合に使います。
相手からしたら触れられたくない事や、察して欲しい時に使う場合で、気持ちを推察する・事情を推察する、となります。
データとしてとらえられるあらゆる事は、結果に過ぎない。
という考え方もあり、データに出て来なかったことも見て行く必要があります。
結果には何らかの原因があり「なぜそうなったのか」を考える必要があります。
しかし、誰が何を考えているなど、理解しようとしても無理な話で、結局は理解したつもりの自己満足にしかなりえません。
例えそれが、書籍やSNSで参考にさせて頂いた情報であったとしても、それを鵜呑みにして「だから自分は正しいのだ」と、間違った思い込みになってしまいます。
この思い込みほど、相手にとって迷惑な事はありません。
なぜなら、その人が何を考えているかなど、検証のしようが無いからです。
よって、推測=本質には、ならないのです。
そうであるならば、データに出て来なかった、目に見えていない部分の相手の気持ちを推察して、その部分で同じように感じる方が、相手にとっては救いになるのではないかと思います。
私は今迄、自分でわかっている事など何もなく、検証されない推測だけで相手を決めつけていたように思います。
これからは「推測するなら推察を」に変えて行こうと思います。
じゃ、また!