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「鉄は熱いうちに打て」とは、
デジタル大辞泉による解説。
1.鉄は、熱してから柔らかいうちに鍛えよ。
精神が柔軟で、吸収する力のある若いうちに鍛えるべきである、という例え。
2.物事は、関係者の熱意がある間にことを運ばないと、後では問題にされなくなる、という例え。
精選版 日本国語大辞典の解説
1.成長した後では、十分な教育効果があがらないから、若いうちにこそ鍛錬しておけ。
「鉄は熱いうちに打たねばならぬ。方向を見失っている今こそ教育が最大の重要さを持っている様に思われる」
(笠新太郎)
2.関係者の関心が薄らがないうちに対策をたてないと、あとからでは問題にされなくなるから、
時機を失しないように処置をせよ。
ビジネスに於いては「今がやるべきタイミングである」と背中を後押しする言葉として使われるようです。
なぜ、鉄は熱いうちに打たねばならないのか?
本日「エビングハウスの忘却曲線」なるものを知りました。
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが発表した、時間と共にどれだけ記憶した事が頭に残っているかの記憶保持率です。
20分後には58%しか頭に残っていない。 20分後には42%忘れる。
60分後には44%しか頭に残っていない。 60分後には56%忘れる。
9時間後には36%しか頭に残っていない。 9時間後には64%忘れる。
24時間後には33%しか頭に残っていない。 24時間後には67%忘れる。
これを見れば「復習はその日のうちに」と言うのが良くわかるし、その日どころか60分以内にしないと半分以上も忘れるという事がわかります。
ビジネスに於いては「すぐやる」という事がチャンスを逃がさないということになると思います。
同じやるにしても、早ければ早い方が自分にとってプラスになるという事です。
20分後にやって42%を取り戻すか、翌日にやって67%取り戻すかとなれば、20分後にやる方が自分にとっては結果的に楽なのは一目瞭然です。
そして、1回より2回、2回より3回といったように回数を重ねる方が忘れにくくなるのも当然の事です。
その習慣をいかに自分の中に取り入れるかが、課題となってきます。
その瞬間の怠けが、後々大きなツケになって自分に降りかかって来るのは、学生時代のテストで何度も経験している事なのに、未だに同じことを繰り返してしまいます。
本日、折角エビングハウスの忘却曲線を知ったので、これを何とか生かして行きたいと思います。
じゃ、また!