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コップ半分の水の話は、よく例えに出てきます。
「まだ半分も残っている」と思うのか「もう半分しか残っていない」と思うのか。
しかし、目の前にあるコップの中の水は、現象としては半分のままです。
それが事実です。
コップ半分の水をどう受け止めるかは、その人によって決まります。
自分がそう思う気持ち次第で、物事は決められていきます。
という事は、ある現象を見た時、自分のとらえ方次第でどうにでもなるのであれば、
それは自分にとってマイナスな事だから解決しようと、マイナスからの解決策を考えるのと、
それは自分にとってプラスになる事だからと、プラスからの考えを展開していくのとでは、全く違った結果になります。
近年インバウンドで外国の方が多く観光地を訪れています。
その状況の中、マナーは悪いし、食べ散らかすし、売り上げが伸びても迷惑だなと捉えると、
外国人お断りという、解決策の方向に向いていきます。
しかし、マナーが悪いのは文化の違いだし、それを知らないだけだから、お風呂の入り方、カニの食べ方を詳しく教えて、日本の文化を知って貰おうと捉えると、
有難いお客様となって、より日本の文化を知って貰う方向に向いていきます。
そして、気持ちよく過ごして頂き日本を気に入って貰えば、SNSでどんどん広めて貰えるし、新しいお客様やリピータも増える。
というプラスの方向に向かっていきます。
インバウンドで外国のお客様は多い。という、現象は変わっていないのです。
これは、解決策を考える以前に「見方を変えてみる」と、いう事だと思います。
現象が変わった訳でもなく、見方を変えただけで、問題と思っていた事が解消されているのです。
日常の中でも、こういう事は多々あると思いますが、自分が気付いていないだけです。
自分で何かマイナス的に感じることでも「コップ半分の水」の考え方ができれば、解消出来る事があるかも知れません。
「とらえ方次第」は物事の解消方法の1つかも知れないと思った次第です。
じゃ、また!