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よく「質問はありませんか?」と聞かれますが、質問をするという事もむつかしい事だなと思います。
小学校から高校・大学という学生の身分の時は、わからないことがあれば、素直に質問が出来ました。
学校という所は授業料を払って勉強しに行く所だから、わからないことがあれば、何でも聞いてよいのです。
むしろ質問することが、勉強になります。
しかし、社会人になるとそうはいきません。
ましてや私のように年を重ねると「そんなことを質問するの?」と、言われそうです。
何故なら、質問するには、自分がそのことについて、どこがどういう風にわからないのか?
或いは、自分はこう思うけれど、どう思われますか?
と言った、質問の「質」が問われるからです。
それによって「思考の深さ」がバレてしまいます。
「思考の深さ」と言うより、私の場合は「思考の浅さ」です。
「思考の浅さ」が伝わると、その浅さのレベルの答えしか返してもらえません。
何故なら、深い答えを返しても私がそれを理解する事が出来ないからです。
もっと言うならば、かなり勉強されている方に、薄っぺらい質問をするのは失礼な事になります。
よって、そういう方からすれば「もっと考えてから質問しなさい」という世界です。
ということは、自分がそのことについてある程度知っておかないと、本当の質問は出来ないと思います。
本音の部分では「わからないから聞いているのに・・・。」です。
しかし、その「わからない」は自分が本当に考えた上での「わからない」なのか、
何も考えずに「わからない」なのか、の違いです。
そこでやはり「思考の浅さ」が滲み出てしまいます。
質問1つにしても、考えた上での質問でないと「質問」にならないのだなと、改めて思った次第です。
「先生、わかりませーん!」と言えていた時代が懐かしいです。
いずれにせよ、思考をめぐらせないと、質問すらできないようです。
じゃ、また!