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若者には「自分は間違っていない。世間が間違っている」という考えが多いと言われますが、私は未だに引きずっています。
「お前の意見など誰も聞いていないのだから、自分の意見を捨てよ!」と言われても、なかなか捨てきれないでいます。
それは相手の言っている事、皆の言っていることをちゃんと聴けていないからです。
正しく聞けるようになると、自分だけの世界にこだわっていたという事がわかって来ると思います。
先のことを見ろうとし過ぎて、目先をことが見れていないのです。
よって、目の前の事がおろそかになってしまいます。
自分にこだわっていると、良い考え、良い行動、良い仕事が出来ないのです。
自分の世界から抜けきる事が出来ないのです。
自分が正しいという事を承認して欲しいから「自分が自分が」となりますが、
逆に「自分が」を出さなくなると、却って承認して貰いやすいのです。
受け身は良くない、自分から自主的に!とも言われますが、この場合は別の話であって、
先ず、言われた事をきっちり出来るかどうかの話です。
「これは自分がやりたいと思わないからやらない」というのは、自分だけの世界の話です。
やりたくなくてもやる。
やれないのは、それをやる意味、意図がわからないからやれないのです。
意味、意図がわかれば見方が変わって、むしろやりたくなる可能性もあります。
結局はそこの気付きだと思います。
自分にこだわっている以上、気付きは決して生まれないと思います。
自分の世界から離れて、より大きな視野で見れば、やりたくないことも必要な事だとわかるようになると思います。
物事には陰陽・裏表・白黒などがあります。
その2つが1セットになっているので、自分にこだわる限り自分の可能性はゼロに近いと思います。
自分のやりたい事ばかりではなく、やりたくない寄り道も自分の可能性を拡げる必要不可欠なものだと思います。
「良薬は口に苦し」
自分の為なら飲み込む必要もあると思います。
じゃ、また!