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「佰食屋」を運営するminitts社長の中村明美氏。彼女の働き方改革は「本物」だと思います。
出勤時間と退勤時間を自分で決められ、いつでも変更できる。
休みを自分で決められる。
この2点が彼女の夢の実現です。
正社員の出勤時間は9時・9時半、退社時間は17時・17時半・17時45分、このパターンから自分で決められる。
アルバイトは分単位でも1日2時間でもOK。
休みの許可は必要なく、希望を出せば絶対に休める。
時間を選べるということは、お給料の額も自分で選んでいるという事。
つまり、働く時間と給料を自分で選択するという、従業員の自己決定権を尊重している所だと思います。
よって、ハローワーク経由(採用費ゼロ)でしか採用しないのに、面接しきれないほどの応募数。
彼女は「仕事の為に生きている訳ではなく、人生を豊かにする為に仕事がある」という考え方。
これを会社のシステムとして考え出したのです。
殆どの企業は「利益を上げる為に、仕事がある」という考え方になっています。
そうでなければ、給料を出せないから。
しかし、彼女の尊敬する所は、最初から休んだ人の分を必要経費として1~2名多い人数を揃えている所です。
「人生を豊かにする為の仕事」であるなら、いつでも希望を出せば休めるように、その為の人件費は必要経費と考える所です。
これが「這ってでも出てこい!」と言うのか、
「友達の結婚式なら、絶対に行ってあげて!」と言うのかの違いです。
その為には、1つのポジションを3人以上が出来るようにしており、誰が休んでもいつでも代われる。
さらに、1人が常に複数の仕事をこなせるようにしているので、新しい仕事を学ぶ意欲が非常に高まる。
それでも休む人が重なってどうしても人数が足らなくなった時には「1日100食限定」を「80食」にさせて貰う。
その日の売り上げが落ちたとしても、休みを許可している自分の責任なので「80食」でも構わない。
リーダーとしてのこの腹の括り方が、誰にも真似の出来ない所だと思います。
真似が出来ないと言うよりは「仕事の為に生きている訳ではなく、人生を豊かにする為に仕事がある」という考え方だと思います。
彼女は「佰食屋」のビジネスモデルは安定してきているので、40歳までに「佰食屋」は引退し、新たなブルーオーシャンに行こうと思っているとか。
5年後が非常に楽しみです。
じゃ、また!