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本日の日経新聞にサッカーの三浦知良氏が「対話ファーストの勧め」という文章を書いておられました。
今、テレビでも話題の、東京五輪のマラソンや競歩の件について、
「この件は東京か札幌か、暑さか涼しさか、という問題ではなくて、コミュニケーションの問題だと思う」と。
議論百出だからこそ、意見のやり取りが蜜であるべきで、今回はその対話が不足していたんじゃないかな。
「選手ファースト」とは選手の意に沿って物事を決めることじゃない。
話し合う場をきちんと設けることこそが、選手ファースト。
選手の声を全部かなえろというのは見当違いで、選手がやりやすいだけのスポーツになるのはよくない。
だけど対話を通じ、妥協案を見出す事は出来る。
様々な意見に耳を傾けると「なるほど」とうなずかされる。
対話を活発にすれば意見に伴われて、解決策につながりそうなアイデアもどんどん出てくる。
些細であってもまめなコミュニケーションを心掛けたいね。
三浦氏が言われるように「話し合う場をきちんと設ける」ことこそが、選手ファーストだと思います。
各TV番組では色々なコメンテータ―が、ああでもないこうでもない、と連日意見を述べておられます。
聞いていて「そう言う見方もあるのだ。それだったらもっと深く検討しなければ、問題が発生するかも」と思ってしまいます。
三浦氏が言われるように「話し合う場をきちんと設け」て、どれだけ数多くの問題点を洗い出しているのか。
其々の立場から、其々の問題点を出しあい、どれだけクリアできるのか。
その検討が一番必要だと思います。
例えば、暑いから北海道が決定しましたが、東京の日中は、高層ビルによって日陰になる所が多いけれど、北海道は、ビルが無いので、日陰の無い状態が続くのみ。
そうなれば、本当にどちらが良いのか、気温だけで決めるのには判断材料が少なすぎると思います。
よって判断材料を多く集める為には「話し合う場」を設けて色々な角度からの視点で問題点を出しあい、解決の道へと進むのが本来の姿ではないかと思ってしまいます。
選手の意見、運営する側の意見、其々の委員会の意見、北海道・東京都の意見、其々が思いの丈を出し合って決まった事は「合意なき決定」にはならない筈です。
IOCファーストでも、選手ファーストでもなく、三浦氏の言われるように「対話ファースト」が一番の解決策だと思います。
対話があるからこそ、思いもよらない解決策が出て来るような気がします。
じゃ、また!