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信念とは「自分が何を正しいと信じるか」を意味するものであり、

自分の心の拠り所となるものだと思います。

何を正しと信じるかは人それぞれだと思いますが、やはり成功したり

成果を出している人には共通するものがあるようです。

経営者に向いている人は、本質的・長期的・客観的な視点に立って判断してい

るようです。

先を見る目があり、よって先手が打てる。

何十年も以前にJR東海を立て直した方が、研修で言われていました。

「落ち込んでいくという暇があったら、打てる手を打てるだけ打つべき。

その中の1つか2つが後に効いてきて上向きになるから」と。

昔の人の智恵に、子どもが産まれたら木を植えるというのがありました。

植林をして育てて何十年かすると、その木を伐採して家を建てたり、

商品にしたりできるからです。

この木を植えるという投資が、目先の利益に目を奪われるのではなく、

子や孫の時代に生きて来る。

未来への投資なのです。

よって、生きる知恵というか「人間としての在り方」が大切になって来ると

思います。

「人間としての在り方」で大切なのは、素直・プラス思考・勉強熱心などが

挙げられます。

私の知っている信念のある方々も、この3つを持ち合わせておられます。

そしてコツコツコツコツ原理原則を叩き込んでおられるようです。

人から影響されず、むしろ人に影響を及ぼす位の強い考えを

培っているのだと思います。

素直というのは、ただ何に対しても、誰に対しても従順であるというのではなく、

何が正しいかを見極めた上で、その正しいものに従う心だと思います。

そして、その正しいものとは、いつの時代も変わらない「原理原則」に

なって来るのだと思います。

近江商人ではないけれど、「三方よし」「四方よし」今では「六方よし」に

なってきているようです。

お客様にとっても、社員にとっても、株主にとっても、お取引先にとっても、

社会にとっても、そして自分にとっても良い事であり、

しかも、今だけではなく、これから先も良い事である、と。

これは松下幸之助さんが言われた言葉のようですが、

現在でも通じる言葉だと思います。

私はつい数年前までは「原理原則」というのがわからなかったのですが、

最近、少しずつ分かり始めてきました。

以前のお店は「売ってやる」的な態度が見え隠れするところがありました。

商品が少なくなれば「お金を多く出せば売ってやる」となり、

お客は「売って頂く」立場でした。

しかし今は、何でもすぐに値段を上げれば客離れが起こるので、

お店もギリギリまで頑張って値上げをしない方が、

お客様は逃げないとわかって来たようです。

お客様のためにと、「信念」を曲げないで最大限の努力をするお店・会社と、

自分や会社が儲かれば良いと、「我」をだすお店・会社とでは、

お客様の集まり方が違います。

お店や会社に限らず、個人でも強い信念を持って行動していれば、

いつしかその想いは自分の目的達成という現実を見せてくれます。

自分に素直に、自分の決めた道を行くのが、しあわせへの道だと思います。

じゃ、また明日!

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jibunoikiru@gmail.com

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