タグ:
人は心の持ちよう(あり方)によって、成長するかしないかが分かれるようです。
学生の頃や社会人になってまだ日が浅い時は「マイナスをプラスに出来る」と信じていました。
また、実際にマイナスだと思っていたこともプラスにして行けたので、確信が持てていました。
そしていつの頃からか、先が見え始め、やがて「諦め」と言うものが自分を占領して行きました。
それは何故かというと、自分1人がやって何とか出来た事と、組織という歯車の中でやる事の違いだと思います。
自分1人でやっていれば、頑張って何とかすればマイナスもプラスにすることが出来ました。
マイナスとマイナスを掛ければプラスになるのだと信じて。
しかし、組織となれば歩調を合わせたり、忖度してみたり、根拠のない多数決で楽な方に流れたり。
結局はマイナスをプラスに出来たはずなのに、やらない方を選択します。
子どもの頃・若い頃はなぜそれが出来たのでしょうか。
大人になると「弱者か強者」「成功者か失敗者」「勝ち組か負け組」など、二者択一が迫られます。
子どもの頃は、弱者であっても敗者であっても負け組であっても、そこから努力をすれば、必ず克服できると信じていたからだと思います。
そして、本当に努力を続ければ何事も克服出来ていたのです。
努力の途中はグレーゾーンかも知れません。
しかし、そのグレーゾーンを楽しみつつ、克服へと歩んでいたのです。
つまずいたって努力すれば出来るようになる。
つまずいたって落ち込む必要もない。
そもそも、つまずく事は失敗とは思っていない。
だから、マイナスをプラスに出来るんだと思っていました。
そこは自分1人の世界で、組織や集団は関係ありませんでした。
おきあがりこぼしのように、つまずいては起き、つまずいては起きの繰り返しでした。
そして、その繰り返しを楽しんでいたのかも知れません。
もしかしたら「弱者か強者」「勝ち組か負け組」かは、大人や社会が勝手に分類しているだけのことであって、
そこにあるのは、本当は「学ぼうとする人間」か「学ぼうとしない人間か」の分類であるのかも知れません。
今、グレーゾーンで楽しんでいたあの頃を思い出し、グレーゾーンから如何に抜け出せるかを楽しんでみたいと思います。
じゃ、また!