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「目的」とは「存在意義」です。と聞いて「存在意義?」と1人で聞き返してしまいました。

今まで「目的」と言えば、ゴールとか山頂とかを描いていました。
そして「目標」と言えば、通過点という意識でした。
しかし「目的」が「存在意義」であるならば、「目標」は「目的達成の手段です」
「目的」を「存在意義」とした場合、ゴールの描くものが違ってきます。
以前なら、富士山の頂上で旗を振っている姿をすぐに想像していましたが、
「目的=存在意義」となると、ゴミ拾いをしながら登頂する。
と言ったような、以前の頂上に立つだけのものとは違う何かを描いています。
その時の「目標」は5合目まではA班が、8合目まではB班がゴミを拾うと言った、目標達成の手段になります。
また、ある人の目的=存在意義が「自分が関わった人達全てが、お店を持つこと」とするのであれば、
その人達全てがお店を持って独立する事が富士山の頂上に登った事になります。
しかし、それで目的が達成されたかと言うと、次から次へとお店を持ちたい人は出て来るので、
仕事を続けている限り目的が達成されたとは言えません。
企業で「売上○○億円」とか「今年は株式上場を目指します」と言うのは目標であって、目的ではありません。
私が思うに、企業の目的達成とは、企業理念が世間に認められた時だと思います。
会社の全従業員が「企業理念=会社の存在意義」を共通認識とし、其々がその共通認識のもとで判断して仕事をして行く。
だから、仕事の1つ1つに誇りが持てるし、作業ではなく仕事として入り込めるのだと思います。
その状態は、ノルマという数字で管理されるものではなく、1人一人が「良い仕事をしよう」という意識に管理され、自発的にやれるからです。
ただ単に登頂だけの目的であれば、何時間で登れたとか、何㎞歩いただけに終わってしまいます。
しかし、登頂した人が、ゴミのない山がもっと好きになり、今度は友達を連れて登りたいと思えるのであれば、それは成功と言えるのではなでしょうか。
なぜなら、自分だけの喜びではなく、社会貢献にも通じる存在意義だからです。
じゃ、また!


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jibunoikiru@gmail.com

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