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センス(sense):物事の微妙な感じや、機微を感じ取る能力・判断力・感覚(スーパー大辞林)
私はセンスを「感性」とか「感受性」として捉えていました。
それをもう少し具体的に言うと、違和感を捉える能力、気付く能力、察知する能力です。
そして、それを察知するだけでなく、察知した違和感を整える能力です。
「気が付いたら動く」というのがこれに当てはまると思います。
では、どうすれば違和感に気付けるのでしょうか。
それは、普段からより多くのものを見、より多くの普通の状態を知る事です。
沢山沢山みて、普通=当たりまえ の状態を知っておくことです。
そして普通のデータを自分の中に収集しておくのです。
何かを見た時に違和感を感じるという事は、それと普通の当たり前の状態との違いを感じるからそう感じてしまうのです。
違和感を捉えたら、当たりまえの状態に整えていけば、違和感がなくなります。
自分の中に積み上がった当たり前のデータにその違和感を近付けていけば、違和感は解消されます。
例えば、部屋を何時も綺麗にしておくと、少し散らかっただけでも、何か気になってきます。
何も無い所に、荷物が置かれている。 スッキリしていたテーブルに新聞や郵便物が置かれている。
スッキリした状態が当たり前だったから、気になって直ぐに片付けて、元のスッキリした状態に戻す。
センスとは、自分の中にある理想の状態を、何時も保つことでもあるのかなと、思ってきました。
センスは生れもったもので、変えようがないものかも知れませんが、それを作っているのは、自分の経験・場数・体験の少なさが自分のセンスを作っているのであり、場数を踏み、体験が増えて行けば、センスもよりよいセンスになるのではないかと思った次第です。
そこには、気付く能力、気付いた後に整える能力(行動力)と言うようなものが必要になってくるとは思いますが、それらは後天的に身に付けていけるのではないかと思い始めました。
じゃ、また!