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私はいつも「抽象」って便利だなと思っていました。
何故なら、色々な農作物を売っている所を「八百屋」と呼び、色々な果実を売っている所を「果物屋」と呼びます。
また、色々な魚を売っている所を「魚屋」と言います。
「八百屋」「果物屋」「魚屋」と言われただけで、
「キャベツ・白菜・人参・キュウリ」などを売っている所を想像します。
「リンゴ・バナナ・ミカン・ブドウ」などを売っている所を想像出来ます。
「マグロ・サバ・イカ・タコ・アジ」などを売っている所を思い浮かべられます。
1つ1つの具体的なものを纏めたものが、「八百屋」であったり「果物屋」であったり「魚屋」であったりします。
もしも抽象化されていなければ、
「キャベツや白菜や人参やキュウリなんかが売っているお店で大根を買ってきて」と言わなければならないし、
「リンゴやバナナやミカンやブドウを売っているお店は、今月でお店を閉めるそうよ」と言った会話になります。
それぞれの具体的なものの本質だけを取り出したのが「抽象」というものだと思います。
私の頭の中では、この抽象的な事を数学の公式というイメージで捉えていました。
でも、その公式と思っていたものが「本質」だったのです。
物事を人に伝える時も、抽象化して話す時とそれを具体化して話す時と、上手く使い分けて話をすると、より伝わりやすいのではないかと思います。
その為には、具体的なものが集まったものが「八百屋」であり「果物屋」であり「魚屋」であるという事が、相手も知っておかなければ通じませんが、それを知っておけば、話した時に同じイメージを描くことが出来ると思います。
「抽象」と「具体」、今まで何となく軽く受け流していましたが、結構大切な事なのではないかと、思った次第です。
じゃ、また!