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昨日は「なぜ」の異質な特徴3つの内1つしか書けませんでしたので、本日はその続きを。
「なぜ?」と聞かれた時、
②どんな内容に納得するかは、聞いた相手によって違う。
一般に「なぜ」という疑問に対する正しい答えというのは、一義的に決まるものではないということ。
相手がどういう方向性のものを求めているか、見極める必要があるのです。
そうしなければ、相手が期待しているのとは違う的外れの解答をしてしまう可能性もあるからです。
人によってどんな種類の予測を基に物事を捉えているのかが異なるから、求める解答も違ってくるのです。
③終わりの見えない疑問の連鎖が生じる。
「なぜ」への解答が更なる「なぜ」を引き起こし、終わりの見えない疑問の連鎖が生じるのです。
なぜなら、「なぜ」以外の5W1Hの場合、疑問を重ねるほどに、解答がより具体的で身近な内容に
なって行くからです。
それに対し「なぜ」の連鎖は、深淵な領域に踏み込んで行くような感覚に駆られ、
連鎖に終わりが無いように思えて来るのです。
昨日の①質問者がどんな予測を基に不整合を起こしたのかわからない。
本日の②人によってどんな種類の予測を基に物事を捉えているのかが異なる。
などから、「なぜ」の疑問の源にあるのは「予測」という事になります。
頭の中の予測と目の前の現実が不整合を起こすので、その不整合を解消したいという感情により、
「なぜ」という疑問が生じているようです。
その、「なぜ」という疑問、つまり隠れた真実や真理は、誰も知らないのだから、
自らの力で見つけ出さなければならないものなのです。
という事は、「なぜ」という疑問を投げかけられた時は、相手の予測をこちらが推測して解答する必要がある。
と、理解した次第です。
じゃ、また!