今まで大金持ちと言うのは、沢山のお金があって好きな事をして遊んでいる。というイメージでした。プール付きの家に住み、外車が数台あって、時にはメイドさんを雇ったりしている生活という感じでした。
しかし、最近はそういう生活にあこがれる人は少なくなりました。なぜなら、そういう生活に価値をあまり見出すことが出来ないからだと思います。
プールがあるから幸せなのか?外車があるからしあわせなのか?ブランド品があるからしあわせなのか?
決してそうではないと思います。
それらは、人から賞賛されたり、羨ましがられたりされているその時は満足かも知れませんが、気持ちの上でのしあわせは長続きしないと思います。
人の価値は、目的に向かって、一歩ずつキャリアを積んでいく中で、その人の価値と言うものが高くなっていくと思います。そして、自分のレベルが上がれば上がるほど、出来ることが大きくなり、人脈も経済力も大きくなっていくのです。
そしてその時に得た経済力は自分の為に使うのではなく、誰かを喜ばすために、誰かの役に立つために使うのがしあわせな生き方だと思います。
例えば、日本でも貧富の差が出て来て、3食を十分に食べることが出来ない子ども達や仕事を失った人たちがいます。よって、子ども食堂や炊き出しが増えて行ったりしています。そして、それらの資金源は、一般の決してお金持ちとは言えない人達の僅かなお金が積み重なって、子ども食堂や炊き出しが出来ているのです。
しかも炊き出しボランティアをやっている人達は、昔やんちゃと言われた人達も増えていっています。
そのように人を喜ばすことのできる人が価値ある人だと思います。自身もさほど裕福ではないけれど、子ども達のご飯を美味しそうに食べている顔を見たり、寝る所がない人達、食べる物もあまり食べていない人達の顔を見て、また、次回もやろうと感じているのだと思います。
豊かな人生と言うのは、大金を眺めている人生ではなく、心豊かな人間になる人が豊かな人生を築き上げるのだと思います。炊き出しをすると思ったら、その日々の積み重ねが、その人の人生を豊かなものにしてくれると思います。
人は自分の周りに集まって来るのは、同じような価値観の人です。同じような価値観の人が集まって、同じゴールに向かって走って行く。そこには着飾ったしあわせよりも、繋がった目的に生きる人達のしあわせがあるようです。
「大金持ちになるよりも、大価値持ちになれ!」といわれるのも、その人の価値が人生を作ってくれるからです。
私たちは何にしあわせを感じるかは、人それぞれです。しかし、心豊かな人間になった方が、実質的に豊かな人生を送っていると思います。
じゃ、また明日!