自己成長の意識としてよく言われるのが「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」という言葉です。自分ではどう動かしようもないものに目を向けてイライラしても解決するはずもなく、その時間、自分が変えられることに目を向けた方が解決できるということです。これは自己成長の妨げにもなっていると思います。
しかし人は、自分ではなく他人を変えようとします。自分の価値基準に他人を従わせようとします。
当然、他人には他人の価値基準があるので従おうとはしません。それに対してストレスを溜めていくのです。
このストレスはいくら溜めても解決には至らないもので、健康に良くないものです。
そうであるならば、自分の考え方やそれに伴う行動を変えた方が解決に繋がると思います。
確かに自分を変えるということは、勇気がいることだと思います。なぜなら今までの自分の価値観を否定することにもなるのですから。しかし、それを否定と受け取らずに改善と解釈すれば、未来の自分に繋がっていくと思います。
「変えられるものを変える勇気」というのは、自分の意識を変える勇気だと思います。
「変えられないものを受け入れる冷静さ」というのは、自分の許容範囲を拡げることだと思います。
それらを識別する知恵を身に着けたのなら、自分の未来は明るいと思います。
自分がもって生まれた肉体や顔のパーツなどは変えられないと思います。美容整形などで変える場合もあるかとは思いますが、変えない人の方がほとんどです。
本日、テレビのルポでダイエットの怖さを取り上げていました。40歳代の主婦の方は若い時からダイエットを続け、貧血や生理不順があってもダイエットを続けていたとか。確かに20歳代の写真はスマートでした。スマートなまま主婦を続けていたのですが、40歳代になってから骨折しやすく、手が何かに当たっただけでも骨折。ちょっと何かに躓いただけでも骨折という状態になりました。
お医者様はダイエットの結果、骨折しやすいカラダになっているとか。
ご本人は「痩せている=美人」だと思い込み、ご飯を抜いたりしていたそうです。しかし、今現在の状況からすれば、どうして「痩せてる=美人」と思ってダイエットしていたのだろう。と言われていました。
ご主人は「痩せていなくても美人だと思っているのに!」と。
もって生まれた手足の長さや、顔のパーツは、整形手術を除いては変えることはできません。
しかし、自分の内面は変えることが出来ます。
そして、人は内面が変われば表情も変わるし、姿勢が良くなればスッと綺麗に見えます。
よって、唯一確かに変えることが出来る自分の言葉や行動、心の持ちようを意識して自分の理想に近づけば、自分の見た目も変えて行くことはできると思います。
自分の内側に目を向けた時、人は他人のことが目に入らなくなるのです。
変えられる自分の内側を変えるのは、自分自身しかいないのです。
アメリカの神学者ラインホルド・ニーバーの祈り
「変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる冷静さを、
そして両者を識別する知恵を与えたまえ」
じゃ、また明日!