最近の社会を見ていると、トップが40代から50代に変わり始めていると思います。各県知事や市長選挙の候補者の皆さんも世代交代をしているような気がします。それでも以前の60代や70代の方も立候補されていますが、結果、入れ替わっていっているような気がします。
私個人としては非常に良いことだと思っています。なぜなら、価値観がまったく違うからです。戦前・戦後の方たち、特に年配の方の繋がりは派閥であったり、私利私欲の目的での繋がりが感じられるからです。
個人的にはそれでよいかも知れませんが、こと政治を司ったり、国民の代表としての仕事をするには、適していないと思います。世界的にも若返っていっているようですので、日本は「誰のため、何のため」の政治であるかという価値観を修正する必要があると思います。
日本が世界から遅れているのも、その価値観にあると思うし、特に教育関係に於いては機能をなしていないと思います。政治は作業ではないのですから、世界に通じる価値観を持った人にやってもらいたいし、その責任は投票する国民一人一人にあると思います。
最近はSNSでの選挙活動が流行りだしましたが、TVでもSNSでも個々人の考え方を知る機会が増えることは良いことだと思います。ただし、それも国民が表面的なパフォーマンスで左右されるのではなく、政治に対する価値観、目的、行動を訴えられる人を見抜けるようになる必要があるかと思います。
昔のように大企業は安定しているから安心という神話は崩れ始めています。その会社の価値は社員数ではなく、トップの仕事に対するあり方、目的、意味、意義などに掛かっていると思います。
人数が少なくても会社の理念に共感し、社員が信頼と敬意をもって関わりあえている会社が、価値ある会社だと思います。
よって、会社の価値観に沿って、仲間とともに一丸となって理念を実現していく。そういう会社がぽつりぽつりと増えてきているように思います。
価値観を共有し、同じ方向を見て仲間と進むところに「和」ができるのだと思います。
その「和」というのは理念に共感し、同じ方向に進む仲間をお互いに尊重し、支え合う中で全体として成長していくのだと思います。
「和」から始まった仲間とは、お互いに支え合う「縁」となり、その縁がそれぞれにまた社外の人とのご縁となって、大きくなっていくのだと思います。
私がお世話になっている銀行の社員さんは、皆さんこの銀行が好きだと言われ、会社の方針である「地域のみなさまとともに歩みます」という経営理念のもと、それを行動に移しておられます。
よって皆さん非常に勉強されていて、社員同士も支え合いの精神を感じることが出来ます。
会社の未来を信じ、将来はこのような銀行になっていきたいと、若い人たちの口からそのような言葉が出てきます。「和」で培われた仲間への思いが行動に繋がり、それが社内外問わず、ご縁となって広がっていくのだと思います。
これからはこういう企業さんがどんどん増えて行ってほしいと願っています。
じゃ、また明日!