会社の人事で人の採用とか、お店でもどこでも人を雇うのはある意味難しいと思います。何を基準に選ぶのか。
この仕事をやってもらうと最初から決まっていれば、それの出来る人を雇うのが早いですが、スキルと人間性は別もので、スキルだけでは全体が上手く行かない場合もあります。
例えば、仕事は出来ても横柄な態度を取ったり、協調性が無かったり。また、誠実さが無かったりしたら、結局は周りと上手く行かず、それが仕事を遅らせてしまう結果にもなり兼ねません。反対に仕事はそんなに飛びぬけて優れていなくても、人間的に明るくて、周りを和ましてくれる人であれば、周りも和むし、その人の足らない所をカバーしようとしてくれます。
1人だけ飛びぬけて仕事が出来ても後の人が追いつけなければ、その飛びぬけた仕事が活かされません。そして、その1人の人も他の人のレベルにいつもイライラすることになり、お互いにとって、マイナスの雰囲気になってしまいます。職場ではこのあたりの調和が職場の雰囲気を作るので、非常に大切かと思います。
リモートワークなどでは仕事の成果を出せばよいかも知れませんが、それでも会社に集合して直接話した方が通じやすいと言われています。結局はリモートワークであったとしても、そこには各人の人間性が出てくると思います。
リモートワークだからよけいに丁寧な返事をしたり、すぐに反応したりして、お互いが繋がっている感覚を持っている所は上手く行くと思います。しかし、返事が遅かったり反応が無ければ、何をしているのだろうと疑心暗鬼になってしまいます。
客商売の場合は、やはり愛想の良い所に人は集まります。宿泊施設などでは、どのようなおもてなしをしたかによってそのお店の印象が変わってしまいます。ちょっとした心遣いが旅の疲れを癒してくれるのです。それもそこの支配人や、おかみの人間性の表れだと思います。
「人間性」の中には色々な要素が含まれていると思います。相手の立場に立って考えたり、自己成長に目を向けたり、常に向上心を持って学び続けたり。そして、約束はキチンと守り、何事にも感謝をする。という心の持ち主だと思います。
そういう人は自分なりの生き方を見つけます。そして、自分の人間力が高まってくると、人や出来事に対する捉え方や見方も変わって来て、自分の人生を楽しむ工夫をしています。変えられるものと変えられないものを見極め、変えられないものを受け入れる力を増していくのです。自分が自分であるために今を生きているのです。
自分を生きている人は、自分のためより誰かのために生きるようになります。誰かを幸せにするために何をなすべきかを考えます。それが結局は自分のしあわせに繋がって行くのだと思います。
人を採用する時、その人の人間性を見抜いて採用出来れば、会社やお店にとって非常にプラスになります。よって、即戦力として欲しいからスキルを見て採用するのも1つかも知れませんが、その人の人間性を見抜いて採用出来れば、1人以上の効果を職場にもたらしてくれると思います。
採用に限らず、人とのお付き合いにしても、お金や地位などと言ったものよりも、人間性を見て判断する方が、あとあとお互いがハッピーになると思います。
じゃ、また明日!