どこの企業でも社長に継ぐ最強のNo2はおられます。この最強のNo2は、経営者と同じ視座で組織の成長を考えます。なぜなら、社長の考えを絶えずNo2に伝えているからです。よって、自然と会社=社長の視座・視点で考えることが身に付いて行くのです。
私の知っている方は「No2は1人ではなく、全員であるべき」と言われています。私もその方が良いと思います。
なぜなら、最強のNo2は社長が不在でも自ら判断し、行動が出来るからです。社長を絶えず見ているから、こう判断して、このように行動するだろうという事がわかっているのです。
しかし、最強のNo2に甘んじている人は、社長の指示に従っているだけで、主体性はなくいつも受動的です。
もしかしたら自分はそこまで出しゃばってはいけないと思っているのかも知れません。或いは、自分はしっかり社長のいうことに従えば良い!とだけ思っているのかも知れません。そうなると、社長の指示待ち人間になり、主体的に動けなくなります。
こうなると、組織を纏めているようでも機能が果たせていないのです。それが強いては社長への依存度が強まり、社長の負担を増やすことになるのです。人数がそんなに多くなければ「組織のNo2は全員であるべき」という考え方です。
組織の全員がNo2として社長を支え、其々の役割をきっちり果たした方が会社全体としては効率が良いのではないかと思います。全員が縦組織で誰かの補佐をするのではなく、全員が組織の一員として経営を支える存在となる。
その為には、各企業で掲げているミッション、ビジョン、バリューを理解してそれを支える存在となる必要があると思います。
私は企業では働いたことがそうないのですが、どの業界でも上記MVVはあるべきで、その方向に向かって全員が社長を支える存在になれば、かなり質の高い仕事が出来るのではないかと思います。
そう思えば、最近の起業した会社で社長が40歳代の起業さんは、トップダウンの方式ではなく、社員全員の意見を聞き、1人1人の役割を意識させているので、組織で動いているような気がします。全員が「No2」の意識を持ち、自分でに何が出来るかを考えさす。
どの階層でも自分が今、社長を支えるには何ができるかを考えだすことが出来れば、組織全体で仕事をすることが出来るようになります。そうすれば社長の負担が減って、社長はその分より高い視点で経営に集中できるようになり、あらたな挑戦に臨むことが出来るのです。最近はぽつりぽつりそのような企業が増えて来たのではないかと思いましす。
そこに行くまでには時間が掛かるし、どこの社長さんも睡眠時間を削っています。しかし、そこの社員さんは、皆、楽しくワクワクしながら仕事をしているし、組織全体で成長しているからより大きな成果を出しているようです。
これからは指示待ち人間はAIにとって代わられ、どの人もNo2の意識でもって組織全員が動くようになるのではないかと思います。そうなればより大きな成果を生み出すことも出来るし、なによりも社員がワクワクしながら働けるのではないかと思います。
じゃ、また明日!