私たちは目の前の見えることを、自らの価値基準によって、良い・悪いの判断をします。
しかし、その見えていることは、もしかしたら見らされていることかも知れません。昨今のマスコミやSNSを見ていると、どれが本当なのかわからなくなります。
ましてやAIが入って来たので情報の偏りを非常に感じるようになりました。よって、本質を見抜く目を養っていないと、嘘の情報に翻弄されてしまいそうです。
例えばある人のYoutubeを見ると、その人のYoutubeがどんどん流れてきます。そしてそればかりを見ていると、その考えが正しいように思えてくるのです。逆に言えば反対の考え方に触れることが少なくなるので、反対の立場の考え方を理解することが出来なくなるのです。
ロシアとウクライナの戦争もなかなか終結しません。終結どころか、他の国も巻き込まれつつあります。これも、情報操作で「どちらが悪い」という印象を意図的に与える事も出来ます。そうなると、これから益々本質で捉えるようにしなければ、間違った判断をしてしまいそうです。
そもそも土地を奪って自分の国のものにしたいのかも知れませんが、私たちが今生活をしている資源は人間のものではなく、地球のものです。海も山も水も空気も、人間がいちから創り出すことは出来ないものです。それを愚かな人間は自分のものだと勘違いして奪い合う事になるのです。
地球にあるものはすべて地球のもので、人間はそれを利用させて頂いているという価値判断なのか、それらはすべて人間のものであり、自分の国のものであるというものの見方なのか。そのものの見方によって、みんなで仲良く分けましょうという価値観なのか、すべては自国のものだという価値観なのか。
それらは地球の環境問題を始め、異常気象その他、地球を守って行こうという価値観に繋がって行くのではないかと思います。
これからの時代は答えのない時代だとも言われています。今までは答えに自分を合わそうとしていました。しかし、答えの無い複雑系の時代は多面的な見方をしなければ、物事を正しく理解することは出来ません。平面で捉えていたものを立体的に捉えることが出来なければ、理解できなくなるのではないかと思います。
平面で見ていた三角や四角は立体で見ると三角錐や四角錐であったりするように、見方を変えれば全く違ったものを目にすることが出来ます。よって、これからはより一層、多面的な見方が必要とされると思います。
視座を高くして多面的な見方で、人類の未来よりも地球の未来を考えた方が平和になると思います。
じゃ、また明日!