私たちは、誰かの役に立つことによって自分もしあわせを感じます。
たとえそれが小さな親切や思いやりであったとしても、誰かを喜ばすという事は自分の喜びに通じるのです。それは、誰かを喜ばす事によって自分の脳内にしあわせの化学反応が起きるからです。
他人を喜ばせる行動は自分の脳内でセロトニンやオキシトシンなどの幸福ホルモンが分泌されます。これらは気分を良くしてストレスを軽減する効果があります。そして「自分は他人の役に立つ存在だ」という実感が、精神的な満足感をもたらすのです。
さらに「行動が心を動かす」と言われるように、行動することで気持ちが上がり、さらにそれが積極的な行動を促すという好循環が生まれるからです。そしてその時、何をするかではなく、どんな気持ちでするかが効果をもたらすのだと思います。自分の為ではなく、人の為、誰かの役に立ちたいという気持ちが行動へと繋がるのだと思います。
簡単な事で言えば、日常的に使う挨拶や感謝の気持ちも相手との絆が深まります。「おはようございます」や「お疲れさまでした」や「ありがとう」など、何気ない言葉がけが疲れを癒し、相手を思いやる心が伝わってくるのです。人を喜ばす言葉がけや行動がやがては習慣になり、自分自身も前向きな気持ちになれるのです。
人を喜ばせるという事は、自分自身にも多くの恩恵をもたらします。
相手が喜んでくれたら「自分は価値ある存在だ」という感覚が強まり、自己肯定感が高まります。自己肯定感が高まるという事は、ストレスが軽減し、精神的な安定をもたらすのです。
それによって人間関係も良くなり、絆を深める事になります。周りの人と絆を深めるという事は、良好な人間関係を築くことが出来、思考の幅も広がることに繋がると思います。
人を喜ばせる行動は、即座に相手の反応がわかるので、見える化されて自分も嬉しくなります。
小さな成功体験を積み重ねることによって、自信が付き、さらに積極的に行動するようになります。
人を喜ばせる行動は、自己肯定感、人間関係、モチベーションなど、様々な面でプラスの影響を与えます。その結果、互いに関連し合い相乗効果を生み出して、より充実した人生を送ることが出来ると思います。
誰かをしあわせにするという事は、その喜びが自分自身にも返って来て自分もしあわせになるという事です。
これが「幸福の循環」として回り出せば、豊かなより良い人生が送れるのではないかと思います。
じゃ、また明日!