未来というものは、以前は遠いところにあるものだと思っていました。しかもそれは、誰かが与えてくれるものだと思っていました。しかし、それは全く逆だったのです。
未来の種は過去を積み上げて来た今日の中に、すでに含まれていたのです。そして、自分の未来は自分が自分に与えるものでした。色々な過去の経験が今日の自分を創っています。と云うことは、今日の経験が明日の自分を創るのです。
考えてみれば、小学1年生の時の自分からすれば20歳の自分は遠い未来のことであり、その時の自分はすでに20歳になっている人を見て同じような20歳像を描いていました。そして、実際に20歳になった時、描いていた20歳と現実の自分の20歳を比べて見て愕然としてものでした。
人は自分の経験でキャリアを積んでいきます。仕事を通じて、何らかの活動を通じて、或いは育児を通じて。それらは物理的に何かが出来る。或いはその経験を積み重ねると言ったものだけではなく、それと同時に人間力も積み重ねていっていると思います。
社会に出れば自立を意識せざるを得ません。自分の価値観や目的、目標を持って生きることも大切になってきます。そんな時、自己実現は自分の人生だから考えると思うのですが、それと平行して社会貢献も忘れてはならないと思います。
自己実現は当然のことですが、それだと自分だけのことになってしまいます。自分は社会の中の一員でもあると思います。自分の自己実現がどんなことでも良いので社会との結びつきの上にあるものだと、より素晴らしい人生を送ることが出来ると思います。そしてそれが生き甲斐へと結びついてくるのだと思います。
自己実現が社会貢献へと連動した人生だと、自分のキャリアが100%活かされ、それが信用・信頼への積み重ねとなります。昨日までの信用が今日の信用に繋がり、今日の信用が明日への信用へと繋がります。そしてそれらが信頼になって行くのだと思います。
それらの種は1日1日の積み重ねであり、今日の種が明日の種へとなるのだと思います。よって、未来は遠くにあるものでは無く、自分が毎日コツコツと未来を創って行っているのだと思います。
自分の将来の夢を描くことが出来たら、その夢に向かって毎日の積み重ねをすれば、いつしか思い通りの未来に自分があると思います。自己実現だけではなく、社会貢献をする自分の未来が。
じゃ、また明日!