私がいいなと思う社長さんに共通しているのは「仕事の本質は、お客様と向き合う事」という考え方の方達です。それぞれの方が最近特にそのことを強調しているように思います。
それは仕事に於いて、何処に視点を当てているかという事になると思います。最近は起業される方も増えてきています。そして一人から始まった会社がどんどん大きくなり、数百人の社員を抱えている方もいれば数十人で頑張っておられる方、もっと少数精鋭で頑張っておられる方と色々です。
しかし、皆さん創業から何を大切にしているかと言えば「お客様」です。昔は「売ってあげよう!」から、今では「買って頂く!」に変化しています。品物に限らず、商売は買って頂かないと成り立たないのです。TV離れが激しくなったのも、政策会社がどのような姿勢で作っているのかによって、TV離れが起こっているような気がします。
昔のように時間をかけてじっくり作るのはお金もかかるし、時代の流れの速さにも合わないのかも知れません。しかし、今のTVは視聴者が観ているその瞬間だけが楽しければよいというような感じに受け取られます。もっと言えば、こんな内容で視聴者が喜ぶとでも思っているのかなと、思ったりします。よって、TVはニュース番組以外はほとんど見なくなってしまいました。
TVに限らずどの仕事でも、「お客様は何を望んでいるのか」という所をどの位深く考えているのかいないのかと思います。よく「支配人」という役職を目にします。以前は支配する人だから偉い人と思っていました。しかし、私の知っている範囲の支配人は、管理業務をこなしています。でもそこ止まりです。日々、忙しさで時間は終わっています。そしていつの間にか、管理業務が仕事そのものになってしまっています。
本来のリーダーは、お客様、人材育成、チームづくり、売上利益などを責任を持ってやるはずが、そうではなくなってしまうのです。管理業務がすべてだと思ってしまうのです。お客様に目が向いていれば、どうすればお客様に喜んで頂けるかと、仕事を価値の創造の方へシフトしていくと思います。
同じ出来事でも「自分のステージが変われば当然受け取り方が変わり、メッセージが変わる」と言われています。起業であるなら尚のこと、誰もチェックもしないし、アドバイスも頂けません。よって自分自身で働き方を見直し「支配人とは」「リーダーとは」と自分で考えて、自分のステージを上げていく必要があると思います。
その結果、仕事に対する考え方、お客様に対する考え方などが変わって行くので、ステージを上げていく結果として、お客様が増えるか減るかの現実になって返ってくるのだと思います。
仕事の本質は「お客様と向き合うこと」なので、自分の働き方を「管理」から「価値創造」にベクトルを変えていく必要があると思います。
じゃ、また明日!