私たちは人目を気にして生きている場合があります。相手から悪く思われたくないので、ついつい相手に合わせたような振る舞いをしてしまいます。しかし、こっちの人の気分を害しないようにその人に合わせたり、あっちの人にも悪く思われないようにと気を使っていたら、要らぬ気使いでそれだけで疲れてしまいます。
こっちの人にもあっちの人にも嫌われないようにしている自分を、自分はどう見ているのでしょうか?職場などでも、こっちの人に嫌われたら仲間外れにされるのでほどほどに付き合いたいし、あっちの人のいう事の方が正しいと思うけれど、それを言うとこっちの人の気分を害するのであまり言えないし。と言った状況はあちこちで見られるシーンだと思います。
そんな時、仕事に於いてお客様にとってどうなのかを考えるべきなのに、同僚の顔色を見て判断している人は、何年経っても自分の正直な意見を言えずに、両者の狭間に立った判断しか出来ませんでした。それでは疲れるばかりだし、自分の本当の気持ち、本当の考えは何なのか、自分自身も解らなくなっていたようでした。
人の目を気にして判断していても、気を使った相手は裏に回って何を言っているかも分かりません。また、批判されたとしても、その批判の責任を取ってくれるかと言えば取ってはくれません。もしかしたらその場限りの意見だったかも知れません。そういう状態で誰からも嫌われないようにするには、自分自身を保てるかどうか。自分というものを自分が判っているかどうか。それが一番大切だと思います。
人の目ではなく自分の目を意識して生きることは、自分を貫く事になると思います。時にははっきりと言わなければならない時もあります。しかし、心に反して相手に合わす方が、相手に対して失礼ではないかと思います。自分をはっきり示すという事は自己中心的な生き方ではなく、何かあった時にでも自分で責任を取るという事になるからです。
人は絶えず選択をして生きています。ほんのささいな事でも、こっちにするかあっちにするか。その道を選んだのは自分自身です。よって言い訳をしたり誤魔化したり嘘をついたりと、自分の可能性を閉ざす自分とはお別れして、人目を気にすることなく、自分の判断で物事を進めていけば良いと思います。
自分で自分を見た時、最高の自分だなと思えることが出来るよう、思い切り自分を解放したいと思います。
じゃ、また明日!