ある方のメルマガで、「同じ箱」なのに、中身を入れ替えることで「衰退から成長」へ移行する。と、書かれていました。老舗の百貨店の後にドン・キホーテがが入り変貌をとげたようです。この事例は「旧態依然とした業態」と「未来志向の企業」の差を如実に表しているとか。
こういうパターンは色々な場面であると思います。何が違うのかと言えば、誰を見て仕事をしているのかという事だと思います。政治にしても国民を見て政治をしているのか、自分の事を第一に考えてやっているのか。それが税金の使い方、予算の組み方に表れてくるのだと思います。
今、良く言われている「企業目的」をはっきりと確率しているかどうか。昔からの流れでやっていないのかどうか。時代の流れは速いです。以前は10年ひと昔と言われていましたが、今は5年ひと昔かも知れません。時代を見ながら改善して行かないと、人を惹きつけることは出来ないと思います。
先のドン・キホーテは「ワクワクする買い物体験」を提供し、新たな顧客を創出しているようですが、やはりお客様に目を向けて、どうしたら喜んで頂けるかを考えたところが、結果的に新たな顧客を創出するようです。
例えば、私たち人間も自分の良い所・悪い所、自分の能力や可能性をあまり知りません。知らないから自分だダメだとか、自分には出来ないとか思ってしまうのですが、一度真剣に考えてみれば、自分の能力や可能性に気付くこともあると思います。気付かないで諦めてしまうのか、気付いて可能性を発揮していくのか、それが分かれ道になって行くのだと思います。
どの業界でも同じだと思いますが、中身を変えていかないと場所を変えても同じだと思います。反対に同じ場所でも中身を変えると、人は集まって来ると思います。お店でも場所というのは大切だと思います。しかし、それはごく一部の要素であって、一番の要素は中身が重要でお客様に何が提供できるかにかかってくると思います。
私が時々引き合いに出していた、たこ焼き屋さん。とうとう丸3ヵ月、毎日前を通っているし丁度お昼時や夕方も通りますが、一度もお客様が入った所を見たことがありません。むしろ、店主も見たことがありません。見るのはがらんとした店内の机と椅子だけです。宣伝の仕方を見ていると、やはり売る気が無いのが伝わってきます。多分、前を通る人々もそれを感じているのだと思います。場所は商店街の中で、人通りも良い所です。その場所の以前のお店は人が入っていました。こちらは中身を入れ替えて衰退していくパターンだと思います。
同じ場所でも中身を変え、目的をよりはっきりさせて充実させれば、お客様を喜ばす場へと成長していくと思います。撤退した百貨店の後に別の百貨店が入った場合でも、店の雰囲気が変わり、催し物が変わると、やはり人が入ります。結局は顧客が求める新しい価値を提供できるかどうかが、衰退するか成長するかに分かれるのだと思います。
あそこに行けば普段体験できないようなことが体験出来る。となれば、人は集まって来ると思います。
じゃ、また明日!