「目に見える世界は見えない世界で出来ている」と言われます。となると、本当の世界はどっちなの?
となります。見えない世界となると、心や想いや、今までの経験や行為によって出来ていることになります。同じ映画を見ても、同じ本を読んでも、人それぞれ感じ方は違います。今ならより多くの人が観るyoutubeなども、同じ画面を見ていても、全く感じ方が違ってきます。
私はチラッとしか見なかったのですが、フジテレビの異例の10時間超の記者会見。翌日、街の人のインタビューによれば、「お年がいっているから、もっと早く切り上げてあげたらいいのに」と、年寄だからかわいそう的なものもあれば「同じことを何回も聞いている」と記者に不満がある人もいれば、「聞いている事に応えていない」など、全く違った受け取り方になってしまいます。これは、目に映ったものはそれまでの経験やその人の思いや育った環境、認識や理解・解釈によって、映り方が違って来るのだと思います。
現実を映し出す「あるがままの姿」か、自分の価値観を写し出す「あるべき姿」か。これが見える世界か、見えない世界かに繋がるのだと思います。私は今まで現実の見える世界だけしか見ていませんでした。しかし、段々と見えない世界もあるという事がわかり、もしかしたら見えない世界の方が本質ではないかと思うようになりました。
仕事でも何でも、結果は見えます。しかし、その結果の途中は見えません。仕事での成績や勉強の成績でも「成績を上げろ」と言われても、それは数値でしか見て貰えません。数値が上がれば褒めて貰えるし、上がらなければ叱咤激励される。本当は結果としての数値よりもその過程の方が大切な時もあると思います。
イチロー選手や大谷選手は素晴らしい成績を残しています。しかし、その素晴らしい成績に辿りつくまでの課程は、見えない所での努力だと思います。学ぶべきは結果としての数値ではなく、自分の決めたゴールまでの日々の在り方に学ぶべきところが多々あると思います。
1日24時間。それを何にどのように使うか。それが結果に結び付くのだと思います。これは意識しないと出来ない事だと思います。私も以前は何も意識せず毎日を過ごしていました。よって、家に帰れば無意識にテレビをつけ、見るでもなし見ないでもなしの状態で点けっぱなしでした。しかし、SNSが出始めてから、Youtubeなども見るようになり意識して選択して見るようになりました。ダラダラは一番勿体ない時間の使い方でした。
世の中には、イチロー選手や大谷選手のように自分のゴールを明確化し、それに向けての計画を立て、日々それなりの努力を続けておられる方もいます。そういう方たちは見えない世界で頑張っておられるのだと思います。
いろいろな立場で、いろいろな角度で見えない世界は動いているのだと思います。この見えない世界=本質の世界が拡がる事によって、人類全体がしあわせに向かうのだと思います。どうせなら、見えない世界で生きていきたいものです。
じゃ、また明日!