ビジネスのシーンや会議のシーン、或いは日常の会話の中でも「結論から話せ!」と、よく言われます。論理的思考の真逆にいる私など、言いたい事、伝えたい事を脈絡もなくダラダラと喋ってしまいます。よって、「結論から話せ!」になってしまうのです。
論理的思考の人は縦横スッキリとした思考なので、どこに矛盾があるか直ぐに見つけられます。反対に私など、いつの間にか話がずれて「で、何が言いたいの?」になってしまいます。確かに後で考えてみると、話す順番も何も考えておらず、ただ闇雲に頭に浮かんで来たことを喋っていただけでした。
結論から話すということは、先ず最終的に至った「結論」を最初に伝えて、次にその結論に至った「理由」を述べる。その方が分かりやすいと思います。それを私は先に理由をつらつらと述べていたので、「理由は判ったから、その結論は何?」になったのだと思います。
そして、理由を言った後に、その理由を説明するような具体的な事例があればその事例を伝える。そしてもう一度、最初の結論を伝える。こうすれば相手が分かりやすく聞けたのではないかと思います。
結論=相手の最も知りたい話 と定義される方もいます。「相手の最も知りたい話」というのは、私の中には浮かんでこなかった事ですが、確かに「相手の最も知りたい話」が相手にとっての結論になるのだろうから、そこを一番に伝えるべきなのだろうと思いました。
会話など特にビジネスの場合は、特に相手の時間を奪っているということを考える必要があると思います。よって、なるべく完結に分かりやすく、相手に伝える必要があると思います。そんな時、何も考えずにダラダラと報告するのではなく、何をどういう順番に伝えれば一番効率的に伝わるのか。それが論理的思考に繋がるのだと思います。
今まで「結論」と言えば、自分が考えた最後の答えと思っていましたが、そうではなく、それを伝える相手のことを考えるべきだったのです。「相手の一番知りたい事から話す」というのが、結局は相手にとってもそれが結論だったのです。自分の為の結論なら自分1人で持っておけばよいのです。
しかし、相手が聞きたいということであるならば、もしかしたら、自分が一番に考えていた事とずれるかも知れません。そんな時、相手に合わせて、相手の知りたい事から話せばスムーズに伝わるのではないかと思います。
今回「結論から」ということだったのですが、それも自分と話し合う相手との間にずれがあれば、いくら話しても伝わらない部分はあると思います。そこの部分を修正して先ず相手の性格や思考の特徴を理解するようにすれば、伝達の仕方も変わってくると思うし、お互いゆったりとした気分で聞くことができるのではないかと思いました。
結論から言う=相手の一番知りたいことから話す これを頭に入れておこうと思います。
じゃ、また明日!