「ヒーローズジャーニー(英雄の旅)」という映画があります。人は誰しも自分らしい人生を生きて、しあわせになりたいし、自分なりの豊かさを手に入れて、悔いのない満足のいく人生を送りたいと願っていると思います。
真の自分と出会う冒険への誘い『ファンディング・ジョー「英雄の法則」』とは、人生の法則を知り得た20人の実践者が、彼らの体験を踏まえて、その法則について語り、分かりやすく、とても深い部分で人生に起こる出来事の謎や、意味を解き明かしてくれる映画です。
その不思議な人生に隠されたパターンこそが「ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)」です。これは神話学者ジョーゼフ・キャンベルが世界中の神話を研究する中で発見した1つのパターンです。そのパターンは大きく3つの流れになっています。
①別離=今、自分が居る所から離れる ②試練の道=苦労を重ねながら挑戦し、実力を磨いていく ③帰還=最大の敵ドラゴンを倒し、栄冠を得て元居た場所に帰ってくる。
それらには、そこで起こった誰かの体験を通しての、学びや智慧があり、こういうことをしたら、こんな結果になったよという人間の物語が、いく世代にもわたって語り継がれながらその時々で変化し、育てられたものです。神話の原型は神々ではなく、人間の人生のお話でした。
よって、ヒーローズ・ジャーニーを理解すれば、自分の人生で何が起こっているのか? なぜこんなことが起こるのか? これから何が起こるのか? どう対処していけばいいのか? など、これからの人生を歩む上での1つの判断にすることが出来る可能性があると思います。そしてまた、そのように行動していくことができるかも知れません。
私はこのDVDをヴェーダ瞑想の合宿の時に知り、合宿のたびに観ていました。不思議な事に観る度に心に刺さる部分が違うのです。そして、何回観ても新鮮に感じられたのです。
昨年までは感動こそすれ、自分には起こり得ないと思っていました。しかし、瞑想の成果か自分の内面では少しづつ変化が起きていたようです。今年1年を振り返ってみると、年始めの自分と年末の自分の内面の変化に自分でも驚いています。
今までは今いる所から離れることは無いと思っていました。しかし、自分が本当に生きたい人生とは何か、或いは老後をどのように過ごしたいかを考えるうちに、自分の中で変化が起こり一歩踏み出そうとしたのです。するとこの「英雄の旅」のパターンが起こり始めたのです。やろうとしていることに「やめておいた方がよい」という心配コール。その中で迷い、躊躇を繰り返し、それでも挑戦してみようと思う。それを繰り返していくうちに、周りの心配よりも自分の人生は自分で選択するという気持ちが強くなり、不安や恐怖が薄らいできたのです。そして最終、自分の決めたことは自分で責任を取るという覚悟ができたのです。最大の敵ドラゴンは自分自身だったのです。
これらは1月の段階では私の中では起こり得なかった変化です。自分が本当に生きたい人生とは? 自分にとってのしあわせとは何か? この映画からいくつものヒントを頂いたような気がします。人生は冒険だと思います。自分が予期しなかった方向に転がる事もあります。そんな中で自分はどう生きたいのか?書籍に「君たちはどう生きるか」というのもありますが、自分の人生は自分で切り開いて行くしかないのだと思います。
私が他の人の人生を歩むことが出来ないように、他の人も私の人生を歩むことは出来ないのです。今年は私にとって、大きな内面的な経験が出来た年だと思います。来年からは選択した道が正しかったと言えるような人生にしていきたいと思います。
じゃ、また明日!