人が自分を生きるということは、自分の判断・選択の結果によって現実が成り立っています。よって、自分を変えたいと思う時は、自分の判断・選択を変えてみることです。例えば「類は類を呼ぶ」と昔から言われていますが、やはり同じ価値観の人が自然と集まってくるようです。そうなると、同じ価値観の世界に浸ったままで、その世界しか知らないことになります。よって、いつも同じ判断、同じ選択の現実になってしまうのです。
よって、今の自分を変えたいのであれば、今ある判断・選択を変えて行く必要があると思います。価値観というのは=優先順位です。自分が何を一番に優先しているのか。それによって現実が変わってきます。意識して優先しているものと、無意識に優先しているものと。この無意識に優先している価値観は、小さい時に自分の中に入ってきます。なぜなら、人に影響を与えるものは無意識の優先順位が多いからです。
例えば、本当に瘦せたいなら、自分の現状をチェックして、食べ物なのか、運動なのか睡眠なのかを分析し、原因となっているものを改善していく=判断・選択を変える と、思うのです。しかし、痩せたいと言いながら甘いものや油物を食べ続けたり、階段を避けてエレベーターやエスカレーターを選択する。これでは現状が変わらないのです。よって、本当に痩せたいと思っているのかどうかです。
山登りの好きな人はどんなにしんどくても富士山を目指します。決して軽装で行ったり夜中に登って助けを求めたりはしません。富士山に対して敬意を払っているから、登頂の感動を味わうことが出来るのです。敬意を払えると言うことは、本当にやりたいことだからです。そして、本当にやりたいことだから、成し遂げることが出来るのです。自分のやりたいことを見つけると、はじめて行動することができるのです。
判断・選択も時には方向を間違えることもあります。時には失敗もします。その失敗が成功に繋がっていくのだと思います。成功はその直前までの失敗の積み重ねによって、最後の行動が成功に変化するのです。よって失敗することによって自分なりの答えを出すことが出来るのです。
私はあまり失敗をしたことがないと思っていました。それはただ失敗をする機会がなかったということだけで、何もしていなかったというだけのことです。一歩も踏み出さなければ靴も汚れません。靴が汚れないということは自慢にも何にもならなくて、自分は動いてないだけですと言っているだけだったのです。営業の方が1か月で靴がボロボロになるのは、靴を履きつぶすぐらい歩きまわるからお客様と繋がりができるのです。歩きまわらなければ、お客様との繋がりもできないのです。
これに気が付いてからは、靴がボロボロの人の方が、営業でよく回っていると判断するようになりました。そして、そういう人にお仕事を頼むように変わりました。
自分を変えたいと思ったり、成長したいと思ったら、一度自分の判断・選択を見直してみる必要があると思います。そして、失敗したなら、その時の判断・選択を変えてみて行動を変えると、成功に繋がるかも知れません。
人間関係でも、親子であれ上司・部下であれ、恋人・夫婦であれ、うまくいっているつもりでも、これが最高の関係だと感じなければ、相手を理解するための判断・選択を見直してみる必要があるかも知れません。相手に向き合う、相手に寄り添うというのは、特に親子関係では大切なことだと思います。自分の判断・選択も変化していきます。いろいろ試して変えて行けばよいのです。それが成長への近道だと思います。
じゃ、また明日!